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スモールトーク雑記

■マカオ再び・お土産 2012.07.28

前回同様、帰りの荷造りが大変だった。トランクに荷物が入り切らないのだ。前回よりお土産を減らしたはずなのに・・・

そこで、買ったモノをテーブルに並べてみた。まずは食べ物系・・・マカオ名物の干し肉(左側)とクッキー(右側)↓

Macao2012_Cake

この干し肉は、ホテルのショップで買ったものだが、「日持ち」を意識してか、真空パックされている。

一方、街中で売られている干し肉は、現物そのまま。なので、真空パック版ほどは日持ちしないだろうが、ほぼ半額。

もっとも、今回、真空パック版を買ったのは、「長持ち」のためではない。そもそも、干し肉は日本には持ち込めないので。(日本への肉製品の持ち込みは全面禁止)

では、なぜ真空パック?

野ざらし同然の干し肉を、食べる勇気がなかっただけ。聞くところによると、日本人は、バイ菌のザコキャラでもイチコロらしいので。

ということで、入国時に没収されるのもバカバカしいので、荷造りしながら食べてしまった。今回買った干し肉は2種類・・・

1.真空極品猪柳(76HK$=760円)豚肉?肉薄で、臭いがきついが、スパイシー。

2.真空頂級黒椒牛柳(100HK$=1000円)牛肉?スパイシーではないが、肉厚で軟らかい。

で、肝心のお味は?ただのビーフジャーキーだと思っていたが、とんでもない。干し肉というより、肉料理にちかい。水分を適度に含み、柔らかくて、ジューシー。酒のつまみはもちろん、おやつでもOKだ。(たぶん、やみつきになる)。

つぎに、マカオ名物の「クッキー」。パリパリして香ばしいので、前回も好評だった。ただし、防腐剤をつかっていないので、賞味期間は1ヶ月。

あと、チョコレート類もたくさんあったが、重くてかさばるので、買わなかった。それに、わざわざマカオまで来て、中国製のチョコを持ち帰るのもバカバカしいので。

そもそも、マカオの産業は、カジノをのぞけば、線香と爆竹しかない。(干し肉とクッキーはマカオ製)

つぎに、「ランチョンマット」↓

Macao2012_LanchMat

2枚セットで、収納袋もついている。袋は朱色をベースに、金色の装飾で、いかにも中国風。ただし、描かれているのは、すべてポルトガルのもの。

生地はしっかりしているし、食卓、装飾、様々な用途に使える。しかも、値段も1000円と手頃なので、おすすめだ。(でも、去年は800円だったぞ)

ホテルのショップで、よく見かけたのが、「仮面舞踏会のマスク」↓

Macao2012_Mask

イタリアのヴェネツィア発祥で、「マスカレイド」、「バル・マスケ」ともよばれる。値段は、2000円~3万円とピンキリ。原料は紙と羽なので、ほとんどがデザイン料だろう。そういえば、ショップで写真をとっていた女性が、注意されていた。

2000円のマスクも十分綺麗なのだが、高いものと比べると、その差は歴然としている。値が張るほど精緻で上品、そして、見ていて飽きない。

ショップの店員が、イタリアから取り寄せたという「COLOMBIA STRUZZO CENTR(↑写真)」をしきりに勧めるので、吟味もせずに買ってしまった。990HK$(約1万円)と高いが、そもそも、非日用品に「安い」は意味がないので。

部屋にもどって、マスクをかぶってみたが、不思議なほど似合わない。さて、何に使ったものか?

つぎに、時計付きオルゴール「MERRY GOAROUND WCLOCK」↓

Macao2012_MerryGoLand

ゼンマイ式らしく、上部を回すと、音楽を奏でながら、メリーゴーランドが回る。彩色が鮮やかで、328HK$(約3000円)と安いので、衝動買いしてしまった。ところが、帰国して大仰天!

時計付きなので、バッテリーの交換方法を確かめようと、分解したが、それが災いの元だった。

ネジを2本はずすと、「ゴツン」と不吉な音がした。何が起こったか調べようと、中フタをはずそうとしたが、はずれない。なんと、中フタがボンドで固定してあるではないか。あのネジは何のためにあるのだ?

そこで、ボンドを削り落とし、むりやり中フタをあけると、オルゴール部分が転がっていた。先の2本のネジは、オルゴール部分を中フタに固定していたのだ。

ところが、どこを捜しても、バッテリーが見あたらない。時計部に直づけ?電池が切れたらどうするのだ?

問題はそれだけではない。時刻を日本時間に設定しようとしたが、その仕掛けがない!おかげで、今でもマカオ時間のまま。装飾品が消耗品?!

ということで、なんだかんだと、ヘンなものを買ってるなぁ。結局、トランクに入りきらず、手荷物が2つになってしまった。

翌朝、5時に起床。枕元にチップ10パタカ(100円)おく。ところが、後でガイドのNさんに聞くと、マカオのホテルはチップが不要だという。宿泊客の80%を占める中国人に、チップの習慣がないから。

とはいえ、「パタカ」を持ち帰っても、円に交換できないし、メモ用紙にもならない。チップに使うしかないな。

6時15分、ホテルの西口ロビーに集合。ガイドのNさんが迎えに来る。マイクロバスで、一路フェリーターミナルへ。

フェリーターミナルからは、シーエクスプレス(高速船)が出ていて、香港空港までノンストップ行ける。ただ、出国手続きは、香港空港ではなく、マカオのフェリーターミナルで行う。なので、フェリーターミナルで荷物を預ければ、次に関空で受け取れる。これは楽ちんだ。

親切なNさんは、最後に出国手続きまで代行してくれた。(後でこの親切がアダに)

Nさんに別れを告げ、シーエキスプレスで香港空港へ。ところが、香港空港で問題発生。

香港航空のカウンターで、eチケット(航空券の引換券)を見せたが、係員が、「荷物を持ってるでしょ?荷物を出してください」と、早口の英語でまくしたてる。

あれ?確か荷物は、関空でそのまま受け取れるはずだが・・・それを係員に説明するが、なかなか通じない。香港人の英語はなまりがつよく、機関銃みたいに速いし、こっちの英語もいいかげんなので。

スッタモンダの挙げ句、ようやく謎がとけた。よく見ると、僕のeチケットに、預けた荷物のシールが貼ってない!では、僕の荷物シールはどこへいった?同行したディレクターのeチケットに貼ってあった。

そこで、Nさんが出国手続きをしてくれたことを思い出した。Nさんは、3人分の荷物シールを、ディレクターのeチケットにまとめて貼ったのだ!

係員に、ディレクターのeチケットを提示して、3人を指さして、「group」というと、やっと話が通じた。ヤレヤレ・・・

よく見ると、カウンターの係員がとても美人だったので、にっこり笑って、「Finished?」と言うと、彼女もにっこり笑って、指でOkマークつくって、「Ok!」超かわいい。一生の思い出だな(大げさな)。

搭乗手続きを終え、香港国際空港の中へ。そこで、カミサンにお土産を買おうと思ったが、何を買っていいか分からない。品行方正な人生を送ってきたので、女性にプレゼントしたことがないのだ。(ウソつけ)

同行した新人が、姉さんのお土産にクリスチャンディオールの香水を買うという。そこで、彼に、「姉さんはオシャレか?」と聞くと、「はい、オシャレには気を遣うほうです」

ん~、なら、クリスチャンディオールで間違いないかも。そこで、いつも貧乏な思いをさせているカミサンに奮発して、クリスチャンディオールの香水「CDMDCEDT100ML」を買った。890HK$(約1万円)なので、機嫌を損ねることはないだろう。

その後、香港ドルをすべて円に替えた。(ケチなので、余ったドルでお土産を買うようなことはしない)交換所の係員が、僕の顔を見るなり、「Japanese Yen?」なんでわかるのだ?マカオではいつも、「Chenese」に見られたのに。

11:10発UO616便(UOは香港航空)で、一路関空へ、のはずだったが、一向に離陸しない。やがて、「気候が不安定なので・・・」という機長のアナウンスがあった。

結局、1時間遅れで、飛行機は飛び立った。

飛行機の中で、同行したディレクターと新人で、カジノのホテルについて熱く語り合った。あーだこーだ、議論は白熱したが、どのホテルも特徴があって、甲乙つけがたい。

たとえば、今回宿泊した「ザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテル」は、「クラシックで絢爛豪華」↓

Macao_Venetian_Front

内装はロココ式で統一され、まるで中世ヨーロッパの宮殿だ。

一方、「ギャラクシーホテルマカオ」は、「現代的」↓

Macao2012_Hotel_Galaxy

ロビーには、スーパーモデルがいて、「並んで撮影」にも応じてくれるし、総じてサービスがいい。また、カジノも、ベネチアンより照明が明るい。最近、ラスベガスのホテルはファミリー層を狙っているらしいが、方向性は同じだろう。

一方、香港資本を代表するホテル「グランドリスボア」は、東洋風↓

Macao2012_Hotel_LisboaIn

ただし、カジノは、中国風というよりは、東南アジアっぽい。一種独特の雰囲気だ。

ということで、それぞれ差別化に成功しているが、僕としては、宿泊したベネチアンが一番気に入っている。ホテル全体が、まばゆいばかりに「絢爛豪華」なのに、圧迫感がない。カジノも適度に暗くて、賭け事をするには、いい雰囲気だ。それに食事も安くておいしい。

マカオ談義に花を咲かせているうちに、飛行機はあっという間に、関空に着いた。

そして、しばらくして、あることに気づいた・・・

元々、眠りが浅く、1晩で数回も目が覚めるのに、グッスリ眠れるのだ。ところが、2週間経つと、元に戻ってしまった。

ひょっとして・・・

眠りが浅いのは、遺伝のせいだと思っていたが、本当はストレスが原因だった?

たしかに、マカオは性に合っている気がする。街並みはどことなく好きだし、カジノは適度の緊張感があって楽しいし、ショーも素晴らしい。それに、食べ物は口にあうし、ホテルの部屋は広く豪華で、くつろげる。何から何まで心地良いのだ。

ということで、年に一度は、マカオ式「心の治療」が必要かも・・・

by R.B

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