21世紀の資本主義(6)~人間から人工知能へ~
■ガイアチャンネル誕生記
新しいミレニアム(千年紀)が始まった西暦2000年。
「ガイアチャンネル~3D地球儀で眺める世界史~」の開発が始まった。
地球の歴史を、3D地球儀で再生できたらいいなぁ・・・そんな子供ゴコロから生まれたのが「ガイアチャンネル」だった。
ただし、ルーツは僕らが愛した昭和40年代までさかのぼる。
その頃、米国ドラマが日本の茶の間を席巻していた。「逃亡者」が大人たちの心を、「宇宙家族ロビンソン」が子供たちの心をわしづかみにしたのだ。前者は4シーズン120話、後者は3シーズン83話というロングランがその人気を物語る。
もちろん、米国ドラマなら何でもヒットしたわけではない。たとえば「タイムトンネル」。
主役は、アリゾナ砂漠地下深く建設された巨大なタイムマシン。開発したのは世を捨てた怪しいマッドサイエンティスト・・・ではなく、アメリカ合衆国政府。つまり、世界最大最強国の国家プロジェクトなのだ。ところが、視聴率はサッパリで、2シーズン30話で打ち切られてしまった。
とはいえ、タイムトンネルの世界観は、科学と歴史が大好きな子供にはたまらない。巨大なタイムトンネルに映し出される過去と未来・・・子供ゴコロに思ったものだ・・・タイムマシンはムリだろうけど、「歴史を見るだけ」ならなんとかなるのでは?
だって、そうではないか?
1000年前に発せられた光は、この宇宙のどこかに存在する。それを集束すれば、過去を映像化できるはず。一家に一台、TVの前にすわって、チャンネルをまわすだけで、どんな時代、どんな場所でも映し出せる装置・・・それがタイムビジョンなのだ!
タイムビジョン?
そう、最初はそうよんでいた(心の中で)。
ところが、開発が終了し、弁理士に商標登録を依頼すると、「タイムビジョン」はムリかも、といわれた。そこで、「地球(ガイア)の選局(チャンネル)」という意味をこめて、「ガイアチャンネル」と命名したのである。
結局、ガイアチャンネルを世に送り出すまでに5年を要した。設計、シナリオ、プログラミング、CG、サウンド、歴史&地理データ、特許出願、すべて一人でやったから。
ごくろうさま・・・で、苦労はむくわれた?
ビミョー。
2016年時点で、累積販売本数は1万7000本。さらに、任天堂DSにも移植され、2009年に「ポケット地球儀DS」というタイトルで発売された。ところが、DSはスペックが低く、低予算だったので、大幅にスペックダウンせざるをえなかった。
CGは3Dから2Dに、歴史データはダウンサイジング、機能は削りまくって・・・できたのはシミュレーションではなく電子紙芝居。結果、Amazonの評価は三つ星とさんざんだった。だから、DS版はあまり話したくない。
というわけで、ガイアチャンネルは歴史もあるし、結果も出たのだが、じつは、致命的な欠陥がある。ウェブアプリではなく、Windowsアプリであること・・・だから、発展性がないのだ。
発展性?
そんなものどうにでもなるのでは?
ユーザーインターフェイスの改良、シミュレーションの強化、歴史イベントの追加・・・やることはいくらでもあるでしょ。
ノー、問題はそこではない。
「WindowsPCのネイティブアプリ&スタンドアローン」が問題なのだ。この方式だと、データにしろプログラムにしろ、自社の資源しか使えない。一方、ウェブは歴史上最大の大図書館、無尽蔵のデータとプログラムを利用できる。
じつは、あのとき、インターネットがこれほど優勢なプラットフォームになるとは思わなかった。
まず、家庭用の光通信「FTTH」が普及していなかった。だから、通信速度がメチャクチャ遅い。さらに、ウェブアプリの核となる「HTTP(通信プロトコル)」はオーバーヘッドのカタマリ。だから、さらに遅くなる。
こんなプラットフォームでまともなアプリが作れるわけがない。まぁがんばって電子カタログだと、タカをくくっていたのだ。
ちまたでは、陽気な変人クリフォード・ストールが、「インターネットはからっぽの洞窟」を著して、インターネットをこき下ろしていた。
ところが・・・
その後、FTTHが普及し、通信速度が劇的にアップした。さらに、コンピュータのスペックも格段に向上し、HTTPのオーバーヘッドをカバーするようになった。結果、ウェブアプリが可能になったのである。
じゃあ、今から、ウェブ版「ガイアチャンネル」を開発すれば?
ムリ。
ガイアチャンネルは、すべてのアニメーションとエフェクトが、地球の球面に沿って3Dでリアルタイムレンダリングされる(平面上にあらず)。しかも、ズームは最小から最大までモード切り替えなしのシームレス。つまり、このプログラムは計算のカタマリなのだ。
だから、強力なグラフィックボードを搭載した最新のWindowsPCでも、高解像度テクスチャモードではコマ落ちする(2016年でも)。
それなら、はじめからウェブアプリなんてムリなのでは?
ノー!
仕様を落せば良かったのだ・・・ウェブアプリで動作するレベルまで。
球面上の3DCGもリアルタイムレンダリングもやめて、紙芝居にして、シミュレーションもレベルダウンして、歴史データもダウンサイジングして・・・あらら、それじゃDS版じゃん。
そこまでして、作りたいとは思わないな。プライドが許さないし、そもそも1万7000本はムリ。
それでも、やっぱり思う。
目先の機能より発展性が大事(自戒を込めて)。発展性は進化を生み、進化は継続的競争力を生むから。逆に、発展性がなければ、どんなに優れていてもその場かぎり、後が続かない。
その象徴がウェブなのだ。
ウェブは、処理速度では、未来永劫スタンドアローンに勝てない。ただし、発展性では、スタンドアローンを圧倒する。進化し続ける世界中のリソースを使えるから。
というわけで、ウェブは「コンピュータのプラットフォーム」を超えて、電力網・水道網・通信網・交通網と並ぶ文明の大インフラになりつつある。
■一人企業の時代
そして今、ウェブは「資本主義」を変えようとしている。
名付けて「21世紀の資本主義」。これまでの資本主義とは一線を画す新しいスキームだ。
まずは「7倍速ビジネス」・・・時間軸が1/7に縮んだ世界。開発、製造、販売、さらに、製品寿命までが短縮されている。あまりに速すぎて、従来のマーケティング理論が通用しない。
さらに、「シェアリングエコノミー(共有経済)」。
読んで字のごとく、すでにある資産や商品をシェア(共有)する。
たとえば、民家をホテル代わりに使う(民泊)、マイカーをタクシー代わりに使う(ライドシェア・相乗り)。すでに、サービスも始まっている。前者が「Airbnb」、後者が「Uber」だ。ともに、グローバルなビッグビジネスに成長している。
ところが、アマゾン(Amazon)のくわだてはもっと大胆だ。商品配送をマイカーにやらせようというのだから(Uberの宅急便)。
つまり・・・
ありモノを共有して、ムダをなくす!
素晴らしい!
でも・・・
ホテル・旅館、タクシー会社、運送会社はどうするのだ?
それだけではない。テント、バイク、自転車あらゆる商品がGoogleMapにマッピングされている。このままシェアリングエコノミーが浸透すれば、新品が売れなくなる。結果、サービス業だけでなく、メーカーまで大不況!
というわけで・・・
膨大なヒト・モノ・カネを投入して、大量生産して、CMをうって、ムリヤリ買わせる、そんなやり方は通用しなくなる。共有できない、本当に必要な商品だけが売れるようになる。
企業にとって、悪い話はまだある。
AirbnbもUberもAmazonの商品配送も、実際に行うのは「個人」だが、元締めは大企業。
ところが、最近、元締めも「個人」が出現している。たとえば、家電メーカーの「UPQ」。自社のオリジナルブランドを展開する家電メーカーだが、社員は一人しかいない。
一人で、家電メーカーをどうやって切り盛りするのだ?
インターネットのマッチング機能を使って、アウトソーシング(外部委託)する。
すべての生産主体(会社・個人)がネットに組み込まれているので、仕事がネットで完結するからだ。
工場も事務所も販売店もいらない、早い話、社長一人で会社が成立するわけだ。会社を興すにも・・・
1.創業資金がミニマム
2.固定費がミニマム(自分に払う給料ぐらい)
あとは、製造数に連動した製造費(外注費)。製造数が増えれば、製造費も膨らむが、そのぶん売上高も増えるのでリスクは少ない。これを変動費とよんでいる。
その反対言葉が固定費だ。売上に関係なく、固定的にかかる経費のこと。具体的には人件費や家賃や固定資産税だ。
もし、会社が、
固定費>>変動費
なら、ムダなゼイ肉がたっぷりついたアスリート・・・戦える会社ではない。
というわけで、家電メーカーでさえ、個人で経営できる時代になった。今後は、3Dプリンタが普及するので、この流れはさらに加速するだろう。
その結果、社会はどう変わるのか?
面白い商品がどんどん世に出る!
なぜか?
これまで、商品を世に出すのは大変だった。
資金を集めて、会社を興し、事業計画を立案し、銀行から借金して、事務所をかまえて、人を雇って、場合によっては工場も建てる。
これで、失敗したら、目も当てられない。自己破産はまぬがれないだろう。
だから、キャッシングローンの「ご利用は計画的」ではないが、起業は慎重の上にも慎重に!
ところが、起業の敷居が下がり、維持費も下がると、資金の回収に目くじらを立てる必要がなくなった。
あっ、これ面白そう!
ちょっとやってみるか!
うまくいったら、めっけもん、ダメならそこでやめちゃえ!
と、お気軽にスタートアップできるわけだ。
事実、周囲にそんな人がけっこういる。2年前、12人の会社をやっている知人が、自腹でiPhoneアプリ開発を始めた(元プログラマー)。
1週間でサクッと作って、アップロードしたところ、ダウンロード数がいきなり4桁に。
狂喜乱舞して、有料にしたら、ダウンロード数はゼロに。
笑えるかどうかは、当事者か否かによるが、こんな不毛なチャレンジが世界中で行われている。
本当は宝くじより成功確率が低いのにね。もちろん、やっている本人は気づいていない。
年末宝くじ、1等4億円×17本・・・
1年に4億円の純利益を出せるスタートアップは何社ありますか?
17社?
あるわけない。
まぁ、しかし、重要なのはそこではない。失敗しても、切腹するような話にはならないから、思い立ったらやっちゃえ!
夢のある時代になったなぁ・・・ところが、世の中そんなに甘くない。その先があるのだ。
近い将来・・・
仕事は「個人」から「人工知能(AI)」にシフトする。
■囲碁ソフトがプロ棋士をやぶる
2016年1月27日、驚くべきニュースが世界をかけめぐった。
囲碁ソフトが、プロ棋士をやぶったというのだ。
なぜ、これが「驚くべきニュース」なのかというと・・・
囲碁ソフトがプロ棋士をやぶるのは早くて10年後、と言われていたから。
すでに、将棋では、AIがプロ棋士に勝っている。羽生名人も勝てないと言われているが、本当だろう。
だが、囲碁は、チェスや将棋にくらべ、組み合わせが多い。
チェス「10の120乗通り」、将棋「10の220乗通り」に対し、囲碁は「10の360乗通り」・・・桁違いどころではない。
ちなみに、われわれが住む世界で、もっとも大きな数字は?
宇宙に存在する水素の数!
その数は「10の80乗」個。あらら、囲碁の組み合わせの方が多いではないか!?
というわけで、すべての打ち手をしらみつぶしに計算して、最適の打ち手をみつけるのはムリ。現在のスーパーコンピュータでも何億年もかかる(いやそれ以上)。もちろん、人間にもムリ。
そこで、プロ棋士は「大局観」に頼っている。ところが、コンピュータは「大局観」が苦手。だから、囲碁ソフトは、当面、人間に勝てないと言われていたのだ。
では、なぜ、今回勝てたのか?
囲碁ソフトが「大局観」を獲得したから。大局観とは、突き詰めれば、盤面の白と黒の碁石のパターン。そのパターンで有利不利を判別するわけだ。そして、ここがミソなのだが・・・
コンピュータの大局観が、人間の大局観と同じである必要はない。無数のパターンからルールを抽出し、未来予測できれば、それは立派な大局観だ。普遍的には「概念」といっていいだろう。
今回、この快挙を成し遂げたのは「アルファ碁(AlphaGo)」、Googleが開発した次世代の囲碁ソフトだ。
2015年10月、アルファ碁は、ロンドンで欧州チャンピオンのプロ棋士Fan Huiと対戦し、5戦全勝した。
では、なぜ、Googleの「アルファ碁」は10年も進化を早めることができたのか?
最新の機械学習「ディープラーニング(深層学習)」を駆使したから。ディープラーニングとは、人間の脳を模したニューラルネットワークの進化型で、「概念」を自分で学習できる。
アルファ碁は、プロの3000万種類の打ち手を学習した後、自己対戦を数百万回繰り返し、強化学習を行い、自己を進化させたという。
自己対戦で進化する・・・これがコワイのだ。
たとえば、コンピュータが1回の自己対戦で、「100万分の1」だけ賢くなったとする。大したことないじゃん、なのだが、コンピュータにとって、500万回の対戦は大したことではない。
そこで、コンピュータに500万回、自己対戦させたとすると・・・
1.000001の500万乗=148
つまり、「148倍」賢くなる。もちろん、人間は一生かけても500万回の対戦はできない。ところが、コンピュータは、1日24時間、365日、超高速で対戦を続けることができる。だから、アルファ碁は数百万回の自己対戦ができたのだ。
効率の悪い、おバカな学習でも、数をこなせば、賢くなれる。これがコンピュータの本質なのだ。だから、チェスであれ、将棋であれ、囲碁であれ、人間が負けるのは時間の問題だったのである。
■2045年問題
じゃ、いずれ、コンピュータは人間を超える?
そう考えるのが自然だろう。
これが今話題の「2045年問題」だ。
2045年に、コンピュータの能力が人間の能力を超える。その時点を「技術的特異点(シンギュラリティ)」とよんでいる。「特異点」とは理論で説明できない”特異な”点。理論が成立しない以上、予測も不可能。つまり、2045年以降のコンピュータが支配する世界は人間には予測不能というわけだ。
おいおい、「囲碁」がなんでそんな大げさな話になるのだ?
問題は「囲碁」ではなく、使われているテクノロジー。無数のパターンから概念を獲得し、ルールを発見する能力!
それがどうした?
ルール(方程式)が見つかれば、それで未来を予測できる。つまり、アルファ碁は「予言マシン」なのだ。
「予言」が、チェス、将棋、囲碁にとどまらないことは明らかだ。事実、アルファ碁は、今後、気候変動や難しい医療分析に使われるという。
人工知能に執念を燃やすのは、Googleだけではない。
2013年から、第3次人工知能ブームが始まったが、今回はブームで終わらないだろう。実用レベルの実績がゾクゾクと報告されているから。
たとえば・・・
米国IBMは、Q&Aシステム「ワトソン」を実用化し、コールセンター、医療診断、医薬品の開発、法務、会計・税理、教育で実績をあげつつある。
日本の国立情報学研究所の人工知能「東ロボくん」は、2021年度の東京大学入学試験突破を目指す。2014年のセンター入試では偏差値「50」に達したという。
偏差値「50」!?
それを高いとみるか低いとみるか・・・はドーデモいい。人間の「知的ワーク」のほとんどが偏差値「50」でことたりること、それが問題なのだ。人間様?が大量失業する!という話なのだから。
そんなわけで、今、
「あと10年~20年でなくなる、なくならない職業」
が世をにぎわしている。言い出したのは大学や研究機関だが、今では週刊誌ネタになるほど・・・「仕事が人工知能に奪われる」は世間の常識というわけだ。
ところが、どの記事も、前回はロボットが人間の肉体労働を奪い、今回は知的労働を奪う・・・と、ここまではいいのだが、ツメが甘すぎる。
たとえば、メンタルヘルス、心理学者、臨床心理士、カウンセラー・・・は「なくならない職業」に分類されている。一見、もっともらしいが完全に見誤っている。
むしろ、メンタルのような、あいまいでルール化が難しい分野こそ、人工知能に向いている。人間なら読む気もしない膨大な情報(表情、発言、行動)から、相関関係をみつけ、アドバイスできるから。
私見だが・・・
人工知能に奪われない職業は、夜の店のホステスとホストぐらい?
「色気」なら、生身の人間に勝てないだろうから(世も末だ、おしまいだ)。
■ベーシックインカム
肉体労働にくわえ、知的労働まで、マシンに奪われたら、人間はどうやって食べていけばいいのか?
価値を生まないのに、生きていく方法・・・虫のいい話だが。
その答えの一つが「ベーシックインカム」だろう。
ベーシックインカムとは、国がすべての国民に最低限の所得を保証する制度。ロボットや人工知能が働いて価値を生むのであれば、そのおこぼれをちょうだいすればいい・・・
ただし、これは「人工知能が人間の仕事を奪う」危機感から生まれたアイデアではない。リーマンショックで、資本主義はもう終わったかも・・・の危機感から生まれたものだ。
現実に、オランダの都市ユトレヒトで、2016年1月からベーシックインカムの実験が始まる。ただし、対象になるのは、社会福祉を受けている人だけ。
もし、ベーシックインカムが世界の潮流になれば、怠け者は大喜びだ。イヤなことをして働く必要はない。好きなことだけしていればいいのだから。ゲームに興じたり、スポーツに熱中したり、政治・哲学談義に花を咲かせたり、趣味に走ったり。
そんな趣味が、社会的価値を生むようになるかもしれない。一部マニアの世界で絶賛のジオラマ、ダイオラマのように。いずれも、お金を生んでいるわけではないが、価値は認められている。
じつは、このような、価値はあるけどタダ、はインターネットの世界ではすでに常識。スマホ、タブレット、PCのアプリは膨大な数がダウンロードされているが、基本はタダ。
インターネットの世界は「ベーシックインカム」同様、すでに、労働による対価を必要としないのかもしれない。
これは重大な未来を暗示している。
価値を生んでも、貨幣に変換されない。つまり、価値と貨幣は分離しつつあるのだ。価値が貨幣で裏打ちされない、価値が金額で計れない世界?
貨幣経済が終焉しようとしている?
人間が働かなくなれば、そうなる可能性はある。
最後に・・・
21世紀の資本主義を総括しよう。
仕事の主体は、企業から個人へ、そして、個人からマシン(ロボット&人工知能)へシフトする。この本流は変わらないだろう。
だが、ある疑惑が脳裏をよぎる・・・
人間に代わって、主役となったマシンが、人間を放置しておくだろうか?
趣味以外の価値を生まず、地球の資源を食いつくだけの、ゴク潰しの人間を・・・
ムリ。
では、マシンが人間に刃向かわないようにプログラムしておけばいい!
それもムリ。
人間に代わって知的労働を行うようなマシンは、自己進化する機能を備えている。「人間に刃向かわない」なんて合理性のないプログラムが生き残れるはずがない。進化の過程でカンタンにオーバーライドされるだろう。
というわけで・・・
ターミネータのスカイネットが現実になろうとしている。
参考文献:
・これからのお金持ちの教科書、加谷珪一(著)出版社:CCCメディアハウス
・ビジネスモデル2025、長沼博之(著)出版社:ソシム
by R.B