■クラウド、コワくないですか? 2018.03.22
マイクロソフトから、「使用条件の更新についてのお知らせ」がとどいた。
あやしい文面だが、詐欺メールでははなさそうだ。
内容をかいつままむと・・・
Microsoft製品を使用中のお客さまへ。サービス規約を変更しますので、同意してください。同意されない場合は、製品とサービスのご利用を停止し、Microsoftアカウントを削除してくださいね。
そこで、「サービス規約を変更」のページをみると・・・
ITと法律の用語がちりばめられ、読む気がしない。
もちろん、Microsoftは意地悪でやっているわけではない。これくらい徹底しとかないと、クレーマーが訴訟起こすとか、いろいろメンドーがおきる。備えあれば憂いナシ、ということで、ソフトウェアベンダーはみんなやっている(程度の差はあるが)。
でも・・・
それって、売る側の論理ですよね。
買う側にしてみれば、たかが作文や表計算で、なんでこんなメンドーな目に・・・規約読むのに1時間かかったとして、読む側の人件費800円安くしてよ。
ん?
時給800円って、安くないですか?
基本24時間稼働なので、割り算するとそうなるの、悲しい話だ。
話はそこではなく・・・お金を払う方が、もらう側の「都合=メンドー」につきあわあせるっておかしくないですか?
これで、ユーザーフレンドリーを追求しています・・・なんて言われた日にゃ、マジギレだ。
ところが、もっと深刻な問題がある。
昔のソフトは、パッケージ買ってインストールして、スタンドアローンで使っていた。その後、ネットを介してダウンロードするようになり、今はクラウンドが全盛。つまり、ネットでみ~んなつながっている、コワイコワイ。
ところで、クラウドって?
コンピュータ処理を、自分のマシン(PC、タブレット、スマホ)ではなく、ベンダー(Microsoftなど)のサーバーでやる方法。つまり、プログラムとデータを自分のマシンにおく必要はない。だから、マシンが非力でも(スマホでも)問題ナシ。
便利ですよね。
でも・・・お気づきですか?
プログラムとデータはあなたのマシンにない。どこにあるかもわからないベンダーのサーバーの中にある。だから、「クラウド(雲)」とよんでいるわけだ。
ということは・・・
ベンダーの都合で、あなたの利用を強制停止できる。プログラムもデータもベンダー側にあるのだから。
クラウドって、コワくないですか?
by R.B