BeneDict 地球歴史館

BeneDict 地球歴史館
menu

スモールトーク雑記

■心のストレス耐性テスト 2012.03.25

最近、会社で、納期は遅れるわ、心の病気は増えるわ、無断欠勤者はでるわ、一体、どうなってる?

ということで・・・「おまいら、たるんどるぞ!そこに座れ!」と、キレたいところだが、そうもいかない。ヘタをすると、アブナイ上司とかで、こっちがクビになる。やっとれん・・・この手の問題は、冷静に、科学的に、対処するのが正しいのだという。どこの誰が決めたんだ・・・と、ムシャクシャしているとき、適性検査を依頼しているS社から、セミナーの案内がきた。テーマは、ズバリ、「ストレス耐性を見きわめる」おー、これや!さっそく、セミナーに申し込んだ。

ところが・・・受講者は、セミナーの前に、ストレス耐性の検査を受けることになっているという。その検査結果をもとに、講義をすすめるらしい。メンドーだが、自分のストレス耐性は知っておきたい。早速、適性検査をWebで受験し、セミナー(東京)に向かった。このセミナーを受講できるのは、S社と契約している会社のみ。参加者は40名ほどで、ちょうど学校の1クラス。なので、それなりにかまってもらえる。

まずは、ストレス耐性テストの手順。被験者は、まず、S社の「適性検査(パーソナリティ)」を受ける。それをもとに、コンピュータが、論理的かつ統計学的に、

1.どういうストレスに強くて、弱いか?

2.どういうストレス対処法が得意か?をあぶり出す。

その結果が、「ストレス耐性リポート」として開示されるわけだ。ところで、僕の「ストレス耐性リポート」は?これが、けっこう笑えるのだ。点数が高いか、低いかのどちらかで、真ん中がない。つまり、わかりやすい人物。(自分では非常に複雑な人間だと思っている)さて、僕の検査結果を例に、ストレス耐性の仕組みを紹介しよう。まずは、どういうストレスに強くて、弱いか?ストレスの要因ごとに、1~10点で点数化し、ストレスに強いか、弱いかを判断する。具体的には、点数が低いほど→そのストレス要因に強い点数が高いほど→そのストレス要因に弱いつまり、

1点→そのストレス要因に対し、無敵(ストレスにならない)

5点→そのストレス要因に対し、フツー

10点→そのストレス要因に対し、免疫がない(イチコロ)

さて、ここで、僕の検査結果をみていこう。まずは、極端に弱いストレス要因(10点=イチコロ)を列挙する。

【上下関係の厳しさ:10点】

命令に縛られる部署や企業で働くことが、耐えられないストレスになる。あー、いきなりか。組織人として、ダメじゃん。こんなのを雇ってはいけません。

【自主的にできない:10点】

自分のやり方で仕事ができない、独自性が発揮できないと、耐えられないストレスになる。入社後、即、部長?それとも、芸術家?どっちも、ありえん・・・ありえんことが、ありえないと、ストレスでイチコロ、は、正直つらい。この人、社会に適応できるのかな?そうそう、僕の話だっけ。

【知的要素の不足:10点】

知的好奇心が満たされないと、耐えられないストレスになる。退屈な仕事をさせると、すぐに辞めるとか言い出すタイプ。よくいるよなぁ、こういうの。でも、ふつうは、仕事と割り切って、我慢するのだが、10点なら「免疫がない=イチコロ」。せめて、7点なら考えるけど、これじゃ、雇えない。

【創造的機会の欠如:10点】

創造性を自由に発揮できる機会に恵まれないと、耐えられないストレスになる。そんな、仕事あるのかな?芸術家しかなさそうだが、僕の場合、絵はダメだし、音楽はサイテー。どんな芸術家だ?

【チームワーク:10点】

チームの一員として働くのが、耐えられないストレスになる。こんな人、採用しちゃ、いかんでしょう。何はともあれ、これだけは絶対ダメ。今どき、チームでやらない仕事はないので。

ということで・・・なんとも悲惨なリポートだ。これは、会長には見せられない。まぁ、見せるつもりはないけど。つぎに、僕が強いストレス要因について。わかりやすく、「1点=無敵」だけ紹介する。

【変化と混沌:1点】

企業文化などが急激に変化する、あいまいな状況や先のことを予測できない状況、不確かな状況におかれても、全然オッケー。そういえば、変化が大好き、予測不能な状況ほど、心地良い緊張感が走り、頭が冴える。でも、楽しいわけじゃないし、うまく乗り切れるかは別問題。(こちらは能力の問題)

【高度な分析力:1点】

高度に知的な作業を求められても、全然オッケー。これは好き嫌いの問題。でも、今は老いたので、アタマがついてこない。にもかかわらず、難しいことが大好き?これは問題だぞ。能力がないのに、難しいことをすれば、必ず失敗する。しかも、困ったことに、僕にはゴリ押しする権限がある。これって、最悪、はた迷惑以外のなんでもない。ということで・・・老兵は死なず、ただ消え去るのみ~ダグラスマッカーサー~

【難しい局面での決断:1点】

必ず非難を浴びるような決断を強いられても、全然オッケー。楽しいわけではないが、充実感があるので、ストレスにはならない。そういえば・・・これまで、煮ても焼いても食えない問題ばかり、やらされた。好き勝手やってたのに、クビにならなかったのは、そのためだった?正当に評価されていると思っていたのに・・・人生は複雑だ。

【人間関係の葛藤:1点】

意見の異なる人と仕事をしても、全然オッケー。虫の好かない奴と仕事をするのが、楽しいわけがない。だけど、ぶち切れながらも、仕事だと割り切れる。もちろん、友達にはならないけど。

【あたたかさの欠如:1点】

ビジネスライクなつき合い方を求められても、全然オッケー。ヘンにベタベタする職場よりマシ?1人でいることを好むので。でも、周囲からは、冷たい奴だと思われているんだろうなぁ。本当はかまって欲しいのに・・・

【孤独な業務:1点】

長い間、1人で働くことを強いられ、他の人との連絡をとりあう機会がなくても、全然オッケー。そういえば、昔、1日14時間、1年365日、5年間、たった1人で、デジタルコンテンツを開発したことがある。周囲からは、よく耐えられますね、と言われたけど、けっこう、楽しかったわ。まぁ、しかし・・・グロスでみると、組織人として問題がある。芸術家がムリなら、孤独な登山家しかない?あ、ダメ、高所恐怖症だった。

さて、最後に、ストレス対処方法。点数は、1点~10点で、点数が高いほど、「そのストレス対処方法が得意」を意味する。まずは、僕の苦手のストレス対処方法から。たくさんあるので、「1点=ストレス対処にならない」に絞って紹介する。

【距離をおいてみる:1点】

今いる状況から、自分を離してみる、楽観的な面に目を向けるように努力する、はストレス対処にはならない。そういえば、ストレスがたまっても、キャバクラ行って、憂さ晴らし、という気にはならない。そもそも、飲みに行くのはほとんど社用。(最近、大学時代の友人Yと蒲田で飲む機会が増えたが)それに、楽観主義者は問題解決には向いていない、と信じている。危機的状況において、平然としている人は、状況を把握していないか、逃げ道を確保しているか、のどちらかだ。だから、信用できないし、そんな人間にはなりたくない。

では、僕が得意とするストレス対処方法は?

じつは、1つだけある。

しかも、最強の10点!

【勇気をもって立ち向かう:10点】

逆境に立ったとき、勇気を奮い起こして、問題そのものに取り組む、が得意。カッコイイ!最後に救われた・・・これだけは会長にみせよう!いや、まてよ、やぶ蛇になるとまずい。やっぱり、やめとく。

by R.B

関連情報