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スモールトーク雑記

■ゴッドオブウォー3・攻略 2010.05.05

毎夜のように、プレステ3ゲーム「ゴッドオブウォー3(GOD OF WAR)」をプレイするはめになった。もちろん、誰に強制されたわけでもないが・・・

ゴッドオブウォー3の主人公は「クレイトス」。全知全能の神ゼウスの息子にして、半人半神の超人。頭髪は1本もなく、腹部には、長さ30cmほどの手術跡がある。しかも、マッチョで、パンツいっちょ。背中に恐ろしげな双剣を背負う。

こんなのが、アキバあたりを走り回ればニュースだが、今ではジョークにはならない。だが、クレイトスの使命は、もっとヘビーだ。オリンポスの神々を滅ぼし、自分をはめた父ゼウスを殺すこと。

ゲーム開始直後、どこに隠し持っていたのか、光り輝く大剣を大地に突き刺し、気合いの入った雄たけびをあげる。さて、戦闘開始だ。

ザコキャラと2戦しただけで、大地を揺るがすボスキャラ登場。海神ポセイドンだ。

はぁぁぁ、身の丈500mか!?

複頭の巨馬に乗っているようだが、どこまでポセイドンで、どこまで馬なのかわからない。

ときおり、口からはき出す洪水のような水流は、マッチョなクレイトスを画面の端まで吹き飛ばす。ダメージがハンパじゃない。右スティックでコロコロ逃げまどいながら、攻撃ボタン□をおしまくる。

・・・

らちがあかない。だいたい、2mのチビマッチョで、500mの巨神をどうやって倒すのだ?

ところが、だんだん目が慣れてきた。ポセイドンの攻撃はワンパターンだし、わりとスロー。そこで、攻撃から防御に作戦変更。防御を第1優先とし、余裕があるときのみ攻撃する。このルールを脳にすり込み、パニックにならないよう、戦況の俯瞰(ふかん)を心がける。

地味な作戦だが、これが功を奏して、巨神ポセイドンは消滅。ところが、倒したはずのポセイドンが、その後、2度も復活。1ボス3回戦?これが、長い長い戦いの始まりだった。

ゴッドオブウォー3は、全般を通してグロ、たまにエロ。本当に血なまぐさい。CEROZ指定(18禁)だから、しかたないけど。

プレイ時間のほとんどをボス、ザコ、民間人を、殴る、蹴る、斬る、刺す、引き抜く・・・

なんともおぞましい。だが、ゴッドオブウォー式の「グロ」はこんなもんじゃない。

ボスが一定のダメージを受けると、CSアタックが可能になる。画面に○、□、△、×のどれかが表示されるので、該当するボタンを押すと、必殺技が繰り出せる。ただし、表示されてから0.2秒~0.5秒以内。これがゴッドオブウォー3の十八番、「CSアタック」だ。

そして、CSアタックが成功すると、

1.ボスの身体をメッタ刺し

2.眼球を引っこ抜く

3.眼球に剣を突き刺す

4.胸の筋肉を引きちぎる

5.首をもぎとる

書いているだけで、胸が悪くなる・・・

ところが、やってる分にはそうでもない。

なぜか?

CSアタックは、

1.画面上のマーク(○、□、△、×)を識別する。

2.対応するボタン(○、□、△、×)を押す。

の処理を、0.2秒~0.5秒で完了しなければならない。もし、押すのが1/100秒でも遅れたり、別のボタンを押せば、失敗。反撃され、袋だたきにあう。

つまり、残酷シーンを見ているヒマがないのだ。それに、大きな声では言えないが、ボスに散々打ちのめされて、やっと、CSアタックに入ったら、ブスッ、ブスッ・・・あー、爽快!人間はなんと残酷な生き物なのだろう。

さらに、ゴッドオブウォー3は、「冷酷さ」も際立っている。もちろん、僕ではなく、クレイトス。敵キャラのみならず、民間人まで、手にかけるのだから。じゃ、やめとけば?ところが、民間人を倒しても、ポイントをゲットできるのだ。ヒドイ・・・

だが、クレイトスの冷酷さは、こんなもんじゃない。

ゲームの中盤、美しい、か弱き女性と出会う。僕は仲良くしようと思ったのに、この美女が言うには、「あなたは、クレイトス?あっちへ行って!」

スキンヘッドで、パンツいっちょのマッチョ。だけど、美女の前だけ正装するコマンドはない。

ところで、先の美女、

「あっち行って」

と言っておきながら、敵キャラに襲われると、

「助けて!」

はいはい、行きますぞ!

敵キャラを全滅させ、美女を救い出す。○ボタンをおすと、クレイトスが美女をかつぐ。おぉ~、救助コマンド。クレイトスもいいとこあるなぁ。

ところが・・・

水車の近くに来ると、画面が○ボタンを催促している。言われるままボタンを押すと、クレイトスが美女を水車のそばに投げ捨てる。すると、彼女の身体が水車にはさまり、水車の回転が止まり、新たな扉が開く。美女をかついだのは、水車のつっかえ棒にして、扉を開けるためだった!

開いた扉まで行ったものの、美女が気になって戻ってみると、血だるまになって死んでいる。なんてことを。僕は仲良くしたかったのに、クレイトスが悪いんだぞ!

なんとも後味の悪い謎解きだが、まともな謎解きもある。全般に難しくはなく、ヒントもあって、ちょうどいい感じ。

たとえば、水車を回すと、扉が開く。ところが、すぐに水車は逆転し、扉も閉まる。こんな場合、水車の逆転を防ぐ道具がどこかにある。それを引っ張ってくればいいわけだ。それが美女というのは心残りだが。

また、大きな器があって、その上に乗ると、仕掛けが起動し、次の道が開かれる。ところが、器から降りると、仕掛けが元ももどる。つまり、自分の代わりに、重しをおけばいいわけだ。

周囲に水流があれば、それを導き、器に水を流し込む。それが重しになり、仕掛けが起動する。年増の女神を担ぐコマンドがあるが、嫌がらずに実行しよう。それが後で、重しになるので。この場合、先の美女と違って、ゼンゼン気にならない。人間はなんと薄情な生き物なのだろう。

ゴッドオブウォー3は、「簡単」モードなら、芸のない攻撃オンリーでも、なんとかエンディングまで行ける。ただし、「普通」モードは、防御と攻撃のコンビネーションが必須。最終ボスのゼウスは、
確かに強いが、身体はクレイトス並みで、威圧感はない。何回がリトライすれば、クリアできる。

ところが、最終ボスのゼウスを倒したあとも、エンディングとはならない。これまでのクレイトスの人生を振り返るのだ。真実が明らかにされ、思いもよらぬラストシーンへ。ということで、アドレナリンを使い切ってしまった・・・

最後にゴッドオブウォー3を総括しよう。

1.アクションゲームとしての面白さは「良」。

2.爽快感は「並」。

3.CGの品質は「優」。

4.臨場感は「グレイト」。

5.世界観は「優」。

6.謎解きを含め、ゲームバランスは「良」。

実は、この手のアクションゲームは、3Dでグリグリやらなくても、良い作品は作れる。たとえば、10年前に大ブレイクした「ディアブロ2(DiabloII)」。

ディアブロ2は、いわゆる、クォータービューで、臨場感はないが、ドキドキ感は十分。さらに、世界観は、無意識に入り込むほど強烈で、たぶん、ゴッドオブウォー3の上。

ところで、ゴッドオブウォー3は全クリすると、メイキングムービーが見れる。さっそく再生してみると、見たこともないツールを使っている。昔クリエーターのココロがさわいだ。そこで、もう一度プレイすることに。ただし、今度の目的は全クリではなく、作り手目線で分析すること。

by R.B

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