BeneDict 地球歴史館

BeneDict 地球歴史館
menu

スモールトーク雑記

■火葬って怖くないですか? 2018.06.14

「死ぬのはこわくない。ただ、その場にいあわせたくないだけだ」

誰が言ったかは忘れたが、名言だろう。

でも、最近は、死んだ後もいあわせたくない、と思っている。

日本は、言わずと知れた「火葬」。だから、死んだ後も意識が残っていたら・・・火あぶりの刑!

死ぬより?怖い話なのに、誰も騒がないのはなぜだ?

まだ先のことだから。

でも、毎日、たくさんの人が「想定外の死」をむかえていますよね。

一方、キリスト教では「火葬」はタブー。

遺体を焼却すると、「審判の日」によみがえれないから。イエスが再臨して、地獄へ行く者を選別するという例の話。裁きの場に立てないのだから、永遠に生きることも、地獄に堕ちることもできない・・・広大無辺の「無」の世界が待っている。

そのため、キリスト教世界では「火刑(火あぶり)」は最も重い刑とされる。たとえば、魔女裁判異端審問で重罪の判決をうけた者。

でも、魔女なんているわけないし、異端かどうかは見解の相違だし、重罪かどうかは疑わしい。だが、問題はそこではない。火刑(ひあぶり)が「最高刑」であること。だから、キリスト教は土葬なのである。ところが、今では墓地が不足し、ヨーロッパでも火葬が普及しているという。

一方、日本では・・・老若男女、善悪、貴賤を問わず、全員火葬(火あぶり)。

死後、意識が残っていたら、どうするのだ!?

脳死判定された後、蘇生した例もあるし、そもそも、脳波なんてあてにならない。仮に、肉体が死んでも、「霊魂=意識」が生きていたら・・・ボイラーの轟音を聞きながら、自分の身体が業火で焼きつくされるのを見ることに・・・

やっぱり、土葬の方がいい?

ノーノー、閉所恐怖症の身としては、火葬と似たかよったか。狭い棺桶の中に封印されて「生き埋め」されるのだから。

では、「鳥葬」は?

古代ゾロアスター教の葬法で、山の頂に死体を放置して、鳥についばませる。今も、西インドのパールシー教徒(ゾロアスタ一教の末裔)やチベットで行われているという。

鳥葬は、一見怖いが、焼かれるより、生き埋めにされるよりマシ。山頂なので、見晴らしがよくて、開放感があるからかな?(意識があればの話だが)

いずれにせよ、葬法は究極の選択だ。といいつつ・・・選択の余地はないのだが。

by R.B

関連情報