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スモールトーク雑記

■2016年元旦事始め 2016.01.01

2016年元旦。

1月の金沢にしては珍しく快晴。

昨日、大晦日、会社に行って一人で仕事納めをした。

大晦日は、仏僧(師)が走り回るほど忙しい・・・だから「師走(しわす)」ともよばれている。ところが、車を走らせると道路はスカスカ。師どころか、車も走っていない。

いつものように、スタバでカフェモカを買う。
コーヒーは一度辞めたのだが、今スタバにはまっている。
この中毒性は一体何なのだ?

純粋なコーヒー豆だけではないのは確かだ。スパイスのようなものを感じるから、「神のひとさじ」があるに違いない。
とはいえ、心配していた不整脈もでないし、体調もいいので、愛飲している。ただし、518円は高いですよ!

9時に会社に着くと、誰もいない。あたりまえ・・・もう、正月休みだから。今年はいろんなことがあった。だから、やっぱり、1年の締めは仕事場かな。

2015年は新規事業をスタートさせた記念すべき年だった。

まず、最初に基本方針を定めた。

スマホ、タブレット、PCはすでにフリー(無料)の世界。コンテンツ会社をやっている知人も、おカネにならないとボヤいているが・・・あたりまえ。すべてのベクトルが「フリーの方角」に向いているのだから。

カネ儲けなのに、フリーの方角に走ってどうするのだ?

高速道路の反対車線を走っているようなもの。いつかは悲惨な事故に遭遇する。高速道路で正面衝突なんですからね。

ただし・・・

面白いソフトやコンテンツを作って、みんなに喜んでもらおう的なボランティア精神なら、モバイルは理想的なプラットフォームだろう。

でも、40人程度のミニベンチャーでそんなことやっていると、確実に破綻する。会社は営利事業であってボランティアではない。資金がショートした瞬間、会社は崩壊するのだ。

というわけで、基本方針は、HPC(PCの上位に位置するコンピュータ)以上で動作するハイエンドなソフト。それなら、当面はフリーにはならないだろう。

本当のところ、一番やりたいのは、IBMのメインフレームコンピュータ「z Systems」で動作するシミュレーションソフト。ハードとソフト1セットで、1億円で販売する。

たった一つのソフトのために最小構成5000万円の大型コンピュータ「z Systems」を使うのは贅沢のきわみ。しかも、何かの役に立つわけでもない。単に好奇心を満足させるだけ。

つまり、究極の富裕層ビジネスをねらっているわけだ。

じつは、名前ももう決まっている。「高度な技術は魔法とかわらない」という格言にしたがって「魔法のコンピュータ」。

2年前、古い友人と、この「魔法のコンピュータ」について熱く語り合った。彼が東証マザーズ上場会社の社長に就任したので、一杯やったのだ。そのとき、彼は「魔法のコンピュータ」ビジネスの支援を固く約束してくれた。

ところが、その「固い約束」の後、彼は社長を解任されてしまった。会社で一番エライのは、社長ではなく株主(資本家)であることを思い知らされた。

というわけで、今は・・・

ソフトバンクのペッパー事業を中心に考えている。

これに、ビッグデータ&人工知能をからませて、クラウドでサービスを展開する。これが現実的な選択だろう。ペッパー単体では2、3年であきられるから。

とくに、人工知能(AI)ははずせない。40年前に発明されたマイクロプロセッサーのように、今後、あらゆるデバイスに組み込まれる。しかも、すべてネットでつながるので、実体がどこにあるかわからない。人工知能(AI)は幽霊のような部品になるわけだ。

これまで、人工知能(AI)ブームは2回あったが、いずれも失敗した。だが、今回(第3次ブーム)は成功するだろう。人間のように感情をもつ、発明・発見・創作をする、そんな浮ついたAI(強いAI)を目指していないから。

では、どんな人工知能(AI)?

問題解決にフォーカスした「役に立つ」人工知能(弱いAI)。

その象徴がコグニティブコンピュータだろう。その頂点に立つのがIBMの「ワトソン」くんだ。ただし、IBMは「ワトソン」を人工知能とはいっていない。「知能拡張(Intelligent Augmentation=IA)」とよんでいる。

コグニティブコンピュータの神「ワトソン」は膨大なビッグデータから機械学習し、有益な知識を抽出し、複雑な相関関係を見抜き、未来を予測する。しかも、適用範囲は、医学、薬学、工学、法務、税理・会計、金融・経済、エンターテインメント、教育とあらゆる分野におよぶ。

つまり・・・

コグニティブコンピュータは人間の知的ワークを奪おうとしているのだ。そして、日本の経営者の半数がそれに気づいている・・・という不吉なデータもある。欧米なら、半数どころではないだろう。今後、失業が大きな問題になるのは間違いない。

さて、こむずかしい話はこのくらいにして・・・つぎはエンターテインメント。

今年は、SF映画が豊作だった。

まずは、2015年6月公開の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。マッドマックスシリーズ最高傑作と言っていいだろう。荒廃した核戦争後の世界、力と欲望が支配する世界、そんな世界観がハンパないのだ。それに、登場する女性がすべてスーパーモデル・・・これが殺伐とした世界観にピッタリだった。

つぎに、2015年7月公開の「ターミネーター 新起動/ジェニシス」。ターミネーターシリーズ第5作目だが、これが想定外に面白かった。原点にもどって、エンターテインメントに徹したのがいい。シュワちゃんの白髪ターミネーターもナイスだった。

ただし、ストーリーに問題がある。第1作~4作のストーリーをちゃぶ台返しにする可能性があるから。

もっとも、ターミネーターシリーズは、第1作、第2作はよかったが、その後はタコ・・・だから、ガラガラポンで初めからやり直すのも悪くはない。

そして、最後は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。

スター・ウォーズは言わずと知れたSF映画のカリスマ、そして、猿の惑星とならぶ大長編である。

ただし、スター・ウォーズは単純な宇宙大活劇ではない。ホーメロスの詩に匹敵する壮大な物語なのだ。

事実、神話学者ジョセフ キャンベルも「スター・ウォーズ」は神話の英雄伝説を完全に体現していると言っている。つまり、スター・ウォーズは神話学で語るべき一大叙事詩なのだ。

ところで、今回のスター・ウォーズは?

素晴らしいの一言。

ジョージ・ルーカスが本当に作りたかったのはこんな「スター・ウォーズ」だった・・・と思うほど。

というのも、今回メガフォンをとったのは、本家本元のジョージ・ルーカスではない。今、飛ぶ鳥を落とす勢いのJ・J・エイブラムスだ。

2012年に、スター・ウォーズの版権をもつルーカスフィルムがディズニーに買収されたのである。そのため、次回のスター・ウォーズはミッキー星人やドナルド星人が登場するという心ないウワサもあったが・・・それはない。

ここで、スター・ウォーズの歴史をカンタンにふりかろう。

「エピソード1~3」は、主人公アナキン・スカイウォーカーが数奇な運命をへてダークサイドに墜ちるまでの話。

「エピソード4~6」は、主人公ルーク・スカイウォーカーが父ダース・ベイダーと皇帝を倒し、銀河を帝国から解放するまでの話。

そして、今回の「エピソード7~9」だが、シリーズ初の女性主人公となる。強力なフォースを秘めた女性ジェダイ「レイ」だ。

レイ役のデイジー・リドリーはまだ23歳。写真でみると平凡な顔立ちだが、スクリーンの中ではひときわ輝いている。特に、走る姿が素晴らしい。どんなに激しく走っても上半身がまったくぶれないのだ。足腰が強靱な証拠だろう。彼女が走るたびに・・・なんて美しい走りなのだろう・・・とウットリと魅入っていた。

映画というのはいろんな楽しみ方があるのですね。

さて、レイの素晴らしい走りはさておき、肝心の内容は?

さすがは、J・J・エイブラムス。まったくスキがない。ストーリーはナイスだし、テンポがよく、迫力もある。しかも、無駄なカットがひとつもない。それでいて、ジーンとくるのだから・・・最高ですね!

ところが・・・

良い映画を観た後の余韻がないのはどういうわけだ?

欠点のない人はいない!

とはいえ、J・J・エイブラムスが現代のエンターテインメントのキングであることは間違いない。

ではここで、トートツに・・・

政界のキングは?

もちろん、ドナルド・トランプ!

言わずと知れた、2016年アメリカ合衆国大統領選だ。

昨年は、テロの脅威が世界で再認識された年だった。

フランスの首都パリのテロ、その後、アメリカでISの信奉者の銃の乱射事件・・・

世界はテロにおびえ、国の指導者たちは、一切の妥協なく、テロに立ち向かうことが求められている。そんな、時代の空気がトランプの追い風になっているのだ。

ドナルド・トランプはトランプタワーを建てた不動産王として知られている。政治キャリアがなく、毒舌の極み、女好きのビジネスマンが、大統領に立候補したのだから、いつもの「お騒がせ候補」・・・のはずだった。

そもそも、言っていることが「お騒がせ」どころではない。

ではさっそく、トランプの迷言集・・・といきたいのだが、勘違いしないでほしい。いずれも、酔っ払った席での「ご愛敬」失言ではない。公表を狙った「公式」失言なのだ。

はじめに、トランプ流テロ対策。

「すべてのイスラム教徒は、アメリカ入国を禁じる」

これは異教徒に対する暴言だが、人種差別にも余念がない。メキシコからの不法移民に対して、

「メキシコ人は、犯罪を持ち込むレイプ犯である」

「メキシコは、問題のある人間を米国に送り込んでいる。彼らは強姦犯である」

先進国の大統領候補の発言とは思えない。

さらに、彼の差別発言は女性にもおよぶ・・・共和党の女性候補で元ヒューレットパッカード社CEOのフィオリーナを評して、

「おい、あの顔を見てみろよ。だれがあんな顔の奴に投票するというんだ」

真偽が気になる方は「HP フィオリーナ」で画像検索をかけてみては?ただし、真偽の問題ではなく、差別が問題になっていることをお忘れなく!

さらに、選挙番組で自分を批判した女性司会者に対し、

「彼女の目は血走っていた。どこであれ、血が出ていた」

と、月のものを示唆する下品きわまりない発言をしている。

さらに、世界同時株安では、

「おいちゃんと聞けよ、世界同時株安は、中国、お前らのせいだ」

とコワイモノなしだ。

世の中には、本音と建前がある。

平和時においては、宗教、人種、性の差別を口にすることはタブー。

ところが、移民が大挙して押し寄せ、その中にテロをくわだてる者が出て、多数の犠牲者が出て、仕事まで奪われたら・・・

作り物の建前は吹き飛んで、本音がむき出しになる。

そうなると、「人類はみな兄弟、仲良くしましょう」なんて言っていられない。異教徒は去れ、移民は祖国に帰れ、の大合唱がはじまるのだ。

哀しい話だが、それが人間というもの。それを否定する者は、単に追い込まれたことがないだけ、つまり、経験不足なのだ。

それにしても、あのアメリカで「本音」が公然と受け入れられるとは思わなかった。というのも、アメリカ合衆国というのは、日本以上に「建前」国家だから。

そのアメリカで「本音」が「建前」を粉砕している?

事実、トランプが暴言をはくたびに、非難をあびるどころか、支持率が上がっているのだ。

これは、アメリカ国民にも、トランプ自身にとっても、想定外だっただろう。

トランプは不動産王にして大富豪、いわば勝ち組だ。ところが、トランプはそれだけでは満足しなかった。せっかくの人生、もう一花咲かせよっかな。

アメリカ合衆国大統領?

おっ、いいじゃん!

当選するとは思えないが、思い出づくりに、ちょっくらやってみるか・・・

つまり、トランプにとって、「アメリカ大統領」は人生の思い出作り、胸につけたピンバッチみたいなもの。だから、アメリカ国民にこびへつらってまで大統領になりたいとは思わない。

だって、そうではないか。

ナチスドイツのヘルメットのような髪型、炎上を狙っているとしか思えない発言、とうてい真面目に当選を目指しているとは思えない。

ところが、そんなハチャメチャ候補が共和党の首位・・・一体どうなっているのだ?

今でも、民主党のヒラリークリントンが大統領になると思っている。大統領としての資質、品格、能力、キャリア、いずれをとっても彼女の右に出るものはない。

だが、しかし・・・

ヒラリー・クリントンには苦い思い出がある。圧勝を予測された大統領選で、黒人候補のオバマに逆転されたのだ。選挙は何がおこるかわからない。コワイのは大統領選おなじみのスキャンダルだ。たった一撃で情勢は一変するのだから。

トランプゲームのカードの強さはゲームによる。だが、他を圧倒する存在感、ダークサイド(暗黒面)を体現するのは・・・ジョーカー。それが、ドナルド・トランプだとは思いたくない。

一方、トランプは迷言のキングだが名言も多い。

たとえば・・・

「どんな職業でも、一生懸命に取りくんでいれば奇跡は起きる。 正しい人物とめぐり会い、その人の目にとまるのだ」

若者世代に聞かせてあげたい名言ですね。

そして、僕の一番お気に入りは、

「仕事と遊びのバランスをとろうなどと思うな。それより仕事をもっと楽しいものにしよう」

ナットク!

今の日本、ワーカーホリック(仕事中毒)をさげすむ風潮があるが、それが、日本の国力を低下させている。これって、あたりまえ。ビジネスは相手がいる競争なんだから。こんくらいでいいだろう、で勝てるわけがない。

世界には、仕事=遊び=人生の人間もいる。そんな人間からみれば・・・

決められた時間だけ働いて、指示された仕事だけこなして、給料とってるのは、スター・ウォーズのパダワンみたいなもの。だから、僕は、いつも、死ぬほど働いて、電池が切れたら帰る!

とまてよ・・・

こんなことを言っているから、ワタミの社長はブラックよばわりされたんだっけ。

アブナイ、アブナイ、他人に求めるのはやめとこう。

それに、これからはモノ作りが大きく変わる。インターネット&アウトソーシングで仕事は一人で完結するようになるのだ。だから、パダワンにイラついているヒマがあったら、一人、もしくは少数精鋭でスキームを組めばいい。

ということで、今年もマイペースでいこうかな。

by R.B

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