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スモールトーク雑記

■夢の謎を解いてください 2013.01.13

眠りが浅いので、
よく夢をみる。
そして、
そのたびに目が覚める。

ま、それはあたりまえ、
夢は見てすぐに目が覚めないと、
忘れてしまうから。

人間には、
「動物」、「植物」、「鉱物」の3つの属性があり、
夢の中では、
「動物」が消滅し、
「植物」と「鉱物」だけが残るという。

たしかに、
現実は「動物的」で、
夢は「植物的・鉱物的」かもしれない。
抽象的だが、
的を射た喩え(たとえ)だ。

夢世界は、
毎日体験しているが、
実は何もわかっていない。

何より驚くのは、
夢が自己完結していること。
まるで、
現実宇宙そのものだ。

宇宙は神の一撃で始まり
すべてのイベントが、
宇宙ボールの中で、
自己完結している。

一方 ・・・

夢は眠りの一撃で始まり、
すべてのイベントが、
脳の中で、
自己完結している。

だから、
夢は宇宙の相似である。

しかも、
脳は一人二役。
夢を、
1.創作しながら
2.鑑賞している
から。
しかも、リアルタイムで!

脳のスペックを考えると、
ありえない。

そもそも、
人間の脳は、
同時処理が苦手。

どんな天才でも、
左手で数学の問題を解きながら、
右手で国語の問題を解いて、
目の前の不肖息子に説教をたれる、
ことはできない。

ところが、
夢なら造作もない。
自分でシナリオを書いて、
自分で映像と音と臭いを創って、
それを、
自分で楽しんでいるのだから。
一体、どうなっているのだ?

夢にはまだ「不思議」がある。

ストーリーをリアルタイムで創作できること。
これはとてつもないパワーだ。
人間の偉大な発明品、
映画、テレビ、ゲームでさえ、
想定外のストーリーは創り出せないのだから。

ところが、
夢はそれを、
難なくやってのける。

たとえば ・・・

あなたは町の中にいる。
目の前に、
寂れた居酒屋と古びた教会がある。
この時点で、
建物の内部はまだ作り込まれていない(たぶん)。
夢の世界では、
「存在=見えるもの」
だから。

ところが、
あなたが居酒屋に入った瞬間、
飲んだくれた男たち、
妖しげな女たち、
薄汚れたテーブルと壁が、
視界に飛び込んでくる。
この時初めて、
居酒屋の内部が作り込まれたわけだ。
もちろん、
教会の内部はまだ作られていない(たぶん)。

つまり ・・・

夢製造器は、
夢見る人の反応にあわせ、
世界をリアルタイムで創造しているのだ。
もちろん、
入念に作り込まれたシミュレーションゲームなら、
作者の意図を超えた世界を創り出すことはできる。
しかし、
夢ほどの自由度はない。

というわけで、
夢は現在の科学をもってしても理解不能な
超ハイテクシステムなのである。
それに、
ストーリーもあなどれない。

たとえば ・・・

最近、ヘンな夢を見た。

ビルの中にいる。
下階で、
「火事だ、火事だ!」
と騒いでいる。
窓から見下ろすと、
2階あたりから、
火の手があがっている。
火事は本当らしい。

窓の外を見ると、
古い教会が建っている。
あの教会まで飛べば助かるな、
と思っている。
(50mも離れているのに)

脱出する方法が決まったので、
心にゆとりができた。
ちょっと、
下の階まで行ってみよう。

すると、
いつの間にか、
ビルの外にいる。
あの教会の中を見たかったな、
と思ったが、
教会はもう消えている。

シーンが変わって ・・・

目の前に、
小柄な若者がいる。
昔、僕が設計したコンピュータボードを見せ、
これはあなたが作ったものでしょう、
あなたのためにもってきました、
と差し出す。

その時、
僕の宿敵が出現する(中学校時代のケンカ相手)。
そのコンピュータは、
俺とお前で共同開発したのだから、
俺のものだ、
と言って、コンピュータを持ち去る。
あれは、
僕が初めて設計した思い出のコンピュータだ。
取られてなるものか!
僕は彼を追う。

その後、
僕と彼との長い戦いが始まった。

映画「マトリクス」さながらに、
とっくみあい、
殴り、蹴り、投げつける。
あらゆる方法でいためつけるが、
平然と立ち上がってくる。
彼は不死身らしい。

彼は逃げ、僕が追う。

とうとつに、
葬儀場が出現する。
そこに、
彼と兄がいる。
兄弟二人で父親のかんおけをかついでる。
悲しそうだ。

でも、おかしい。
あいつが不死身なら、
父親も不死身だろう。
なぜ死ぬのだ?

葬儀が終わり、
ふたたび、
彼との戦いが始まる。

でも、
彼は不死身。
どうやったら倒せるのだ?

次の瞬間、
頭に「言葉」が閃いた。
不敵な笑みを浮かべ、
逃げ去る彼に向かって、
僕はその「言葉」を唱える ・・・

おまえは死なないんだろ?

すると、
彼はギョッとした顔で振り向く。
顔面蒼白、
身体が硬直している。

彼はその場で倒れ、
すでに虫の息だ。

どんな攻撃にも耐えた不死身の男が、
こんな陳腐な呪文で死ぬとは ・・・

こいつはもう死ぬんだ。
そう思うと、
悲しみがこみあげてきた。
そのとき、
呪文が彼を倒した理由を知った。

そこで、目が覚める ・・・

つまらない?

たしかに。

でも、この夢は、
僕の脳が単独で創り出した世界。
外界からの干渉は一切ないし、
外界への干渉も皆無。
つまり、
自己完結した世界なのだ。

でも、
夢はしょせん夢、
実在しない幻影では?

否、
たとえ、幻影だったとしても、
意識した時点で、
現実と等価だ。

デカルトによれば、
「我思う、故に我有り」

夢だろうが、
悪魔が造りだした幻影だろうが、
意識した瞬間、
「意識した自分」は存在する。
つまり、
我思う、故に我有り。

そして、
「存在する自分」が意識できるものは、
すべて存在する。
存在しないものを、
意識できるはずがないではないか。

それにしても、
気になるのはあの呪文だ。
夢の中では、
「呪文」がなぜ不死身男を倒したか、
理解していたのに、
今は思い出せない。

夢の深層は、
夢世界でしか理解できないのかな?
植物・鉱物になって ・・・

だんだん、
夢分析が必要になってきた。
というわけで、
だれかこの夢の謎を解いてください。

by R.B

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