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週刊スモールトーク (第63話) 戦車の歴史(2)~最新・最強の戦車~

カテゴリ : 戦争

2006.09.10

戦車の歴史(2)~最新・最強の戦車~

■戦車は国を表す

戦車を見ていると、お国柄が見えてきて、なかなか面白い。自然環境、国家戦略、国民性、人口までが戦車に反映されている。敵の侵攻から国を守ってくれるのは陸軍で、その主戦力は戦車。つまり、
「国の存亡は戦車に依存している」
だからこそ、戦車は究極の「適者生存」なのである。

■T72~ソ連~

Tank_T72その昔、西側陣営にとって、ソ連は「悪の帝国」だった。アメリカのレーガン大統領が吐いた言葉である。また、イギリスのチャーチルも「ソ連は鉄のカーテンで遮断された恐怖の国家」と非難した。その後、壊し屋「ゴルバチョフ」が現れ、ソ連はペレストロイカ(改革)やグラスノスチ(情報公開)で民主化が進んだが、1970年代は完全無欠の共産主義国家であった。

共産主義の基本は、
「能力が高い人ほど働き、必要に応じて配分する」
それじゃ、丸損じゃないか、とほとんどの人は思うだろう。自分は能力が”低くない”と思っている人の方が多いので。ところが、ユダヤ系ドイツ人のカール・マルクスが体系化したこの思想は、その昔、日本の多くの若者をとりこにした。論理が明快で、どこかカッコイイので、理想に燃える学生ほど傾倒する傾向があった。当時、吹き荒れた学生運動にも大きな影響を与えている。

このような共産主義を掲げるソ連にとって、資本家が労働者から搾取する資本主義こそ「悪の帝国」だった。もちろん、米ソ対立の本当の理由は地球の覇権争いにあったのだが。こうして、1970年代はアメリカを中心とする西側陣営とソ連を中心とする東側陣営がにらみ合う「東西冷戦の時代」となった。このような緊迫した状況で、ソ連が第3次世界大戦を想定して開発したのが「T72戦車」だった。

T72戦車の使命は恐るべきものだった。第3次世界大戦勃発と同時に、T72の大戦車部隊が西ヨーロッパへ電撃侵攻し、ヨーロッパ全土を制圧する。西側陣営の指導者たちは、それが本当に起こるかもしれないと、おびえた。T72はそれほど強力な戦車だったのである。

戦車のスペックは、攻撃力、防御力、機動力で決まる。まずは攻撃力。T72の攻撃力(火力)は圧倒的だった。主砲は125ミリ砲で、西側戦車の主砲を5ミリも上回った。125ミリ砲とは大砲の口径が125mmを意味し、口径が大きいほど貫通力が大きい。

さらに、T72は、車高が低くく、装甲が厚いので、防御力が高かった。だが、西側陣営が最も怖れたのは機動力だった。T72の最高速度は時速60km。まるで乗用車だが、この機動力があれば、ヨーロッパ電撃侵攻も可能に思われた。では、なぜこれほど高速だったのか?重量が41トンしかなかったのである。

第二次世界大戦中最強の戦車はドイツのタイガー戦車だが、主砲が88ミリ砲で、重量は56トン。T72の「重量対攻撃力」がいかに高いかがわかる。では、なぜこれだけ軽くできたのか?じつは、戦車本体にからくりはない。砲弾の自動装填装置を搭載したので、装填手が不要になったのである。つまり、人員削減。

このように、T72は攻撃力、防御力、機動力と3拍子そろった戦車だった。ソ連は根っからの陸軍国なので、戦車を作るのが上手い。第二次世界大戦の「T34」もその一つだ。もっとも、T72は欠点もあった。弾薬を戦車の外に置いたので、引火、爆発しやすかった(戦車本体は大丈夫)。

いずれにせよ、T72は「ヨーロッパ電撃侵攻」に最適化された戦車であった。ソ連共産主義による世界革命を担っていたと言っていい。だた幸いなことに、T72の大軍が西ヨーロッパに殺到することはなかった(今後は分からないが)。

■シェリダン戦車~USA~

アメリカの「シェリダン戦車」はユニークな戦車である。1970年代、ベトナム戦争に投入されたのだが、なんと、空輸が可能だった。輸送機が時速160kmで、地上スレスレを飛行し、シェリダン戦車を投下する。その瞬間、パラシュートが開いて軟着陸、という荒技だ。

輸送機で空輸可能な重量は、10から15トンと言われるが、シェリダン戦車は17トンだった。軽量で世界を驚かせたT72戦車の半分以下。ここまで軽量化するには、人員を減らしてもどうにもならない。素材を変えるしかないだろう。ということで、シェリダン戦車はアルミニウム製だった。つまり、一円玉戦車・・・

実際、装甲とは名ばかりで、防御の足しにはならなかったという。一方、主砲は152ミリ砲と、車重のわりに大きい。なので、砲撃するたびに、車体が揺れ、乗員は頭をうちつけたという。ただ、機動力は抜群だった。時速69kmで飛ぶように走り、水上もスイスイ。シェリダン戦車は、遠くベトナムまで迅速に輸送するため、「空輸可能」に最適化された戦車だったのである。

■Sタンク~スウェーデン~

お国の事情が最も分かりやすく具現化されたのが、スウェーデンの「Sタンク」。まず、Sタンクには砲塔がない。一般に、戦車はキャタピラと駆動部の車体部分と、主砲を回転させる砲塔からなる。ところが、Sタンクは砲塔がないので主砲が車体に直づけされている。当然、主砲を回転させることができない。そのため、砲撃するたびに、その方向に車体を振り向けなければならない。一体どんな理由で、こんな都合の悪い構造になったのだろう。

砲塔がない戦車は、第二次世界大戦にも存在した。ドイツの「突撃砲」である。ただ、理由はあった。砲塔がないぶん安上りだから。もともと、突撃砲は歩兵支援用の車両で、戦車と撃ち合うことを想定していない。一方、Sタンクに砲塔がない理由は、スウェーデンの自然環境によっている

スウェーデンは永世中立国だが、油断はできない。その昔、
日本が永世中立国を宣言すれば、自衛隊など不要
と無知をさらした国会議員がいた。たぶん、永世中立国スイスを思ってだろうが、議員たるもの、歴史ぐらい勉強したら?

第二次世界大戦で、確かにスイスは難を免れたが、同じ永世中立国ベルギーがドイツに占領されている。そもそも、スイスがドイツの侵略を免れたのは、ギブアンドテイクがあったからで、永世中立国だったからではない。それに、スイスもスウェーデンも、昔から軍隊を保有している。さすがに今では、こんな幼稚な発言をする議員もいなくなった(と思う)。

さて、スウェーデンのSタンクに話をもどそう。Sタンクが開発されたのは1962年だが、この頃、スウェーデンの最大の脅威はソ連だった。ソ連といえば、世界最強の陸軍国。よって、Sタンクの最大の使命は、ソ連戦車部隊の侵攻を食い止めることだった。

スウェーデンは森林に囲まれた国である。当然、森林地帯でソ連戦車部隊を迎え撃つことになる。ところが、森林の中では、砲塔を回転させる空間がない。砲塔が不要なわけだ。だが、砲塔を回転せずにどうやって戦うのだろう?スウェーデン軍の戦術は単純明快だった。森林の中に隠れて待ち伏せし、戦車砲の射程に入った瞬間、一斉砲撃するのである。そのため、車高が低いほど有利だ。つまり、ここでも砲塔は邪魔になるだけ。というわけで、Sタンクの車高は2.5mしかない。

また、森林は湖や河が多いので、Sタンクは水上も走行可能である。そのため、重量は40トン弱と軽い。一方、最大速度は時速50km、主砲は105mm砲と、機動力も攻撃力も平凡。もっとも、森林の待ち伏せがメインなので、機動力も攻撃力もそこそこでいいのだろう。

しかし、砲撃の照準に問題がありそうだ。主砲が車体に直づけなので、主砲を上下左右に回転できない。そこで、照準に合わせ、車体そのものを傾ける必要がある。この姿勢制御は油圧サスペンションで行われるが、精度に限界があることは素人でもわかる。Sタンクは、確かにスウェーデンに最適化された戦車だが、環境に適応しすぎたのだろう。その後、スウェーデンの主力戦車はドイツのレオパルド2に変更された。

■90式戦車~日本~

第二次世界大戦中、日本の戦車は「ブリキに豆鉄砲」とさげすまれたが、写真を見るかぎり、当たらずとも遠からず。戦車の専門誌に取り上げられることもほんどない。とにかく、人気がないのだ。個人的には、89式中戦車などは「ゲテモノ」戦車の一歩手前で、個性があっていいと思うのだが。一般論だが、日本のような海軍国はドイツやソ連のような陸軍国にくらべ、戦車は貧弱である。これも、適者生存がなせるわざだろう。

現在、陸上自衛隊の主力戦車と目されているのが「90式戦車」だ。スペックは欧米並みだが、国内の評判があまり良くない。まず保有台数が300両で、年間生産台数も20両程度。これでは主力戦車にはなれない。さらに、コスト面でも非難を浴びている。イラク戦争で実戦投入されたアメリカのM1A1エイブラムス戦車は1両5億円。ところが、90式戦車は10億円もする、と非難をあびているわけだ(実際は90式戦車の方が安い)。

さらに、90式戦車は50トンあるので(西側第3世代戦車より軽い)、日本の公道は走れないと非難されている(実は北海道の公道を走っている)。だから、無用の長物というわけだ。だが、自動車が走れる道を、戦車が走れないわけはない。あのいかついキャタピラが目に入らないのか。ただ、公道を走れば道路は傷む可能性はある。

また、スペックはいいけど、実戦経験がない、と悪口を言う人もいる。だが、初めから実戦経験がある戦車など、どこにあるというのだ?それに、90式戦車が実戦投入されるのは、敵軍が日本に上陸した時。何ごとも経験というが、こんな経験はしたくない。ということで、90式戦車の悪評のほとんどが難癖?防衛庁も頭の痛いところだ。

■メルカバ~イスラエル~

Tank_Merkaba「メルカバ」はヘブライ語で「馬車」を意味する。イスラエルの主力戦車「メルカバ」の名はここからきている。おそらく、メルカバほど「適者生存」があからさまな戦車はないだろう。

イスラエルは建国以来60年間、一時も休まることがない。隣接するアラブ諸国と敵対し、すでに4度の大戦を経験している(中東戦争)。しかも、信用のおける味方はアメリカだけ。このような緊張と実戦から生まれたのがメルカバである。だから、メルカバには一寸のムダもない

まず、メルカバはイスラエルの人口が反映されている。イスラエルの人口は600万と少ない。そのため、メルカバは他に類を見ない「人命を尊重する戦車」である。その仕掛けは戦車後部の扉にある。ここから、兵員が直接出入りできるのである。戦車が作戦不能になれば、戦車兵が脱出できるし、逆に負傷した歩兵を収容することもできる。そのため、エンジンは後部ではなく、前部にある。

また、戦場として想定されるゴラン高原は、岩場が多い。そこで、駆動装置と独立したサスペンションが装備され、揺れが少なく、乗り心地もいいという。また、砲塔と車体の接合部には、用途不明の鎖が垂れ下がっているが、砲弾の直撃を防ぐためである。ちょっとした工夫だが、防御力向上に一役買っている。

メルカバは、堅牢な装甲と、強力な120mm滑腔砲を搭載する世界有数の重戦車だ。さらに、1500馬力のエンジンを搭載し、平地なら時速60kmで走行できる。攻撃力、防御力、機動力に優れ、人員救助の機能まで備えた万能型の戦車だ。

だが、欠点もある。装備が充実した分、重くなったのだ。最新の「Mk4」は69トンもあり、アメリカの主力戦車「M1A1エイブラムス」と並ぶヘビー級である。そのため、燃費が悪く、遠征には適さない。だが、それは大した問題ではない。イスラエルは、遠征より自国防衛に主眼をおいているからだ。というわけで、メルカバはイスラエルの国情にしっかり最適化されている。それも、極限まで。

■M1A1エイブラムス~USA~

Tank_M1A1「M1A1エイブラムス」は、アメリカ陸軍の主力戦車である。2度におよぶイラク戦争やアフガン侵攻でメディアにも登場し、知名度も高い。また、実戦経験も豊富で、正統な評価ができる数少ない戦車である。

M1A1エイブラムスは積層装甲を採用しているので防御力が高い。歩兵が装備する携行式ロケット弾にも耐えられるという。実際、イラク戦争で命を救われた戦車兵も多い。主砲は120mm滑空砲。「滑空砲」とは、砲身の内面が滑らかな砲をいう。滑空砲の反対が「ライフル砲(施線砲)」である。

ライフル砲は砲身内部にらせん状の溝が彫られているので、砲弾が砲身を通過するとき、スピンがかかる。砲弾が砲から飛び出した後も、回転しながら飛ぶので、空気抵抗が軽減される。結果、弾道が安定する。一方、滑空砲の砲弾は回転しないので、弾道が安定しない。そこで、砲弾に安定板をつけて、弾道を安定させる。主要国の主力戦車はイギリスを除いてほとんどが滑空砲である。

ライフルは、1850年、フランスのミニエによって発明された。先ず採用されたのが、「マスケット銃」だった。それまでのマスケット銃は、溝がなかったので、弾丸は回転せず、空気抵抗をまともに受け、弾道が安定しなかった。弾丸は球形だったが、ヘンな形だと空気抵抗でふらつくからである。現在の小火器(歩兵銃)は、ほとんどライフルである。

M1A1エイブラムスは、湾岸戦争で劣化ウラン弾を使用したため、後で問題になった。劣化ウラン弾は、弾芯に劣化ウランの合金を使うので、硬くて、重い。さらに、砲弾が装甲に食い込むと自己先鋭化するため、貫通力が大きい。ところが、劣化ウランは核廃棄物なので、化学的毒性と放射能をもつ。当然、人体に被害を与える可能性が高い。撃たれる側だけでなく、撃つ側も。

M1A1エイブラムスの総重量は68トン、メルカバと並ぶ重戦車である。ところが、機動力が凄い。最高時速はなんと110km!映像を見る限り、悪路をものともせず、飛ぶように走行している。一体、どうなっているのだ?じつは、M1A1エイブラムスのエンジンは航空機用のジェットエンジンなのである。1500馬力のガスタービンエンジン・・・走るジェット機である。

当然、燃費は最悪で、リッター1km。エンジンを始動しただけで、30リットルの燃料が燃え尽きる。そのため、燃料タンクは2000リットルと、他の戦車の2倍もある。ということで、M1A1エイブラムスは、スペック、実績ともに、世界最強の戦車

■レオパルド2~ドイツ~

「レオパルド2」は戦車の名門ドイツが生んだ名戦車である。総重量は62トンと重めだが、機動力は高い。また、攻撃力、防御力、機動力のバランスが良く、世界最高の戦車と誉れ高い。スウェーデンも、先のSタンクからレオパルドに乗り換えた。また、台形のハンドルを操作して、自動車のように運転できる。ブレーキペダルはかなり大きめで、自動車と同じ位置にある。何もかもが自動車感覚だ。

レオパルド2の機動力は、映像で確認できる。多少の凹凸があっても、ジープのようにジャンプしつつ、疾走する。とても、戦車とは思えない。レオパルド2のエンジンは船舶用エンジンで、48リットルV12で1500馬力。トルクは自動車15台分。きちんとメンテすれば、1万4000kmも走行可能だという。長寿命な戦車である。電子装備も充実している。戦車の状態、周囲の状況がすべてスクリーンで確認できる。しかも、操作はタッチパネル方式。これは楽ちんだ。

レオパルド2は、戦車全体がモジュール構造なので、故障してもモジュールの交換ですむ。メンテナンスも容易だ。メンテナンス用プログラムがインストールされたノートパソコンをレオパルド2のモジュールに接続すると、自動的にチェックしてくれる。異常があれば、そのモジュールを交換するだけ。これなら、専用のメンテナンス要員はいらない。

第二次世界大戦のドイツ戦車は、重くて機動性に欠け、構造が複雑で故障しやすく、修理に手間がかかった。その反省だろうか、現在のドイツ式は昔のドイツ式とすべて逆。

■現役自衛官のコメント

ここで、現役自衛官の貴重なコメントを紹介しよう。まずは、各国戦車の価格と重量。

戦車名 価格 重量
90式戦車 8億円 50.2t
ルクレール 9億7000万円 56.5t
チャレンジャー2 11億3800万円 62.5t

日本の90式戦車は、西側第三世代戦車で比較して見ても、高いと言えない。特にフランスのルクレール戦車は、日本の90式戦車とほぼ同時期に登場している上に、両車とも自動装填装置を備えているのでよく比較されるが、90式戦車よりも高価な戦車である。イギリスのチャレンジャー2戦車が更に高価なのは、少し意外な感じを受けるかもしれない。

湾岸戦争後、サウジアラビアが購入したM1A2エイブラムスの新品が約15億円。サウジは新品だけでなく、M1A1の中古車をA2相当に改装した車両も購入しているが、これでも10億円を超えています。

オーストラリアが2003年に、M1A1の電子部品を新型に交換した(注:A2相当ではない)中古車を、一両約6億5000万円で購入している。

スウェーデンに輸出されたレオパルト2A5(Strv.122)の販売価格は一両約8億円。

90式戦車は、西側第三世代戦車で最軽量の50トン。それでも重いと批判がなされ、実質的に北海道専用装備となっている。

90式戦車は重量が50トンあるので、日本の公道は走れない。実際に北海道では、2005年の9月12日・9月19日に90式戦車と74式戦車が、2006の8月31日・9月13日と2007年の8月31日・9月12日に90式戦車が、第5旅団の旅団創立記念行事に参加・撤収するため、未明に鹿追駐屯地から帯広駐屯地までの約45kmの一般公道を自走で移動している。

■戦車の未来

というわけで、戦車の歴史は陸上戦の歴史で、スペックは国の遺伝子を継承している。ところが最近、戦車の優位が失われつつある。たとえば、携行式ロケットランチャーを装備する歩兵。穴や茂みに隠れ、狙い撃ちすれば、大抵の戦車は破壊できる。コストパーフォーマンスで、戦車は歩兵にとてもかなわない。戦車は第2次世界大戦のV2ロケットになりつつある。つまり、ムダに凄い・・・

さらに、アパッチなどの戦闘用ヘリに対しては戦車はまるで無力。これは先の湾岸戦争でも実証されている。アメリカ軍のアパッチ大編隊がイラクの戦車部隊を壊滅させたが、撃墜されたアパッチはゼロ。まぁ、戦車が航空部隊に弱いのは、第2次世界大戦も同じだった。今後は、あの圧倒的な存在感も、プラモデルの世界でしか見られなくなるのかもしれない。

《完》

by R.B

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