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週刊スモールトーク (第297話) クラブとキャバクラ(1)~夜の蝶かアイドルか~

カテゴリ : 娯楽社会

2015.08.01

クラブとキャバクラ(1)~夜の蝶かアイドルか~

■クラブとキャバクラ

夜の街・・・

怪しい光を放つネオン、ヒラヒラ舞う夜の蝶、下心満載で突撃する男たち、そして、ボラれる・・・

そんな時代は終わったのかもしれない。

その昔・・・

クラブやスナックは「水商売」といわれた。そこで働くホステスは「夜の蝶」とよばれ、厚化粧と派手な衣装で、酔っ払った男どもを惑わすのだった。薄暗くてケバイ部屋、タバコの煙と臭い、30歳か40歳か、ひょっとして50歳かも、そんな夜の蝶がヒラヒラ舞う異世界だった。しかも、料金はあってないようなもので、ボラれるのは日常茶飯事・・・

じゃあ、行かなきゃいいじゃん!

と、世の奥様方は、愚かな亭主を責め立てるのだった。

ところが、時代は変わり・・・

「水商売」は明るく健全な娯楽へと生まれ変わろうとしている。功労者は、もちろんキャバクラ。キャバクラは古くて新しい業態だ。1980年代に出現し、

「キャバレーの明朗会計+クラブの高級感」

をウリに成長し、キャバレーを駆逐してしまった。さらに、水商売の後ろめたさを一掃し、エンターテインメントのメインストリームにのしあがろうとしている。

それを象徴するニュースが・・・女子高生のなりたい職業で、「キャバ嬢」が第1位!

いや、それは条件付きの話で、本当は第11位だとか、真偽のほどは定かではないが、徐々にではあるが、女性の憧れの職業になりつつある。というのも、雑誌にキャバ嬢が写真入りで紹介され、今や、ファッションモデルやAKB48なみの扱いなのだ。

つまり・・・

かつて、水商売、夜の蝶と揶揄(やゆ)されたホステスは、今や光り輝く「アイドル」なのだ。実際、キャバクラで働く女の子は若い。クラブのホステスは、アラサー、アラフォーが中心だが、キャバ嬢はほとんどが18~25才。中には大学生限定のお店まである。つまり、ピチピチギャル!(ヒィ~、古い)。

ただし、キャバ嬢は、高級クラブのホステスのようなマナーや教養を身につけているわけではない。そもそも、そんな教育はうけていないし、専門でやっているわけではないから。事実、最近のキャバ嬢は学生、または昼職を持っている子が多い。つまり、高級クラブのホステスのような接客のプロではないのだ。ただし、OJT(オンジョブ・トレーニング)で、スキルが向上するので、ふつうの女子よりは接客力が高い。

キャバクラは、クラブと違って、時間制だ。時間単価が設定され、料金は時間に比例する。しかも、料金明細が開示されているので、分かりやすい。ただし、長居すると、時間単価×時間で、クラブより高くつくことがある。一方、クラブは、基本、「言い値」なので、初めて行くのは不安。ただし、最近は、時間制のクラブも増えている。

というわけで、夜の店は、明朗会計になりつつある。

とはいえ、新宿歌舞伎町で、ん十万円もボラれたという話もあるので、危険ゼロというわけではない。もっとも、「男の危険」は夜の店に限ったことではない。「男は家を出たら7人の敵がいる」を肝に銘じておくべきだろう(なんのこっちゃ?)。

■夜の店の種類

ところで、クラブとキャバクラ、何が違うのか?

じつは、夜の店は大きく4種類ある(セクキャバなど過激な店は除く)。

1.クラブ

高級感と大人の雰囲気がウリ。ホステスとお客の年齢層は高いが、価格も高い。大企業の役員が社用で、あるいは、お金持ちがプライベートで行くお店。たとえば、銀座の高級クラブなら、1回で数万円は消える(初回なら10万円)。

2.ラウンジ

クラブの廉価バージョン。クラブより料金が安く、ホステスもそれなり(失礼)。会社の営業マンが社用で、あるいは、普通の人がプライベートで行くお店。

3.スナック

ラウンジのお気軽バージョン。ラウンジより価格が安く、ママが一人で切り盛りしていることも多い。女の子がいてもせいぜい1~2名。なじみ客が中心で、客同士もたいていは知り合い。アットホームがウリで、小さな町の夜の店はたいていこれ。

4.キャバクラ

ホステスがお客の隣に座り、一対一で接客する。料金は時間制で明朗会計。ホステスの年齢は、18才~25才で、夜の店では最も若い。

他に、女の子がカウンター越しにいるガールズバーもあるが、接待する人数が多いと使いづらい。大人数なら、やはり、ボックス席だろう。なので、接待で使うのは、だいたいクラブかキャバクラ。

では、クラブとキャバクラの使い分けは?

接待する相手が上場会社の役員なら「(高級)クラブ」で決まり!上場企業の管理職、ベンチャー企業の役員なら「クラブ」か「キャバクラ」。まぁ、年齢を考えれば、妥当な選択だろう。

というのも、クラブのホステスはアラサー、アラフォーがほとんどだが、キャバ嬢は18歳~25歳。60歳で18歳の娘と話すのは”痛い”し、40歳でも話を合わせるのは辛い(たぶん)。早い話・・・何が悲しくて、カネ払って我慢しなけきゃならないのだ?

というわけで、年寄りならクラブ、若い人ならキャバクラ、と切り分けている?

ノー!

じつは、60歳だろうが、70歳だろうが、若い娘が大好きな人もいる(加藤茶とか)。

ではなぜ、「役員(年寄り)=高級クラブ」なのか?

役員をキャバクラに連れて行ったとして、もし、彼が若い女の子が苦手だったら?

きっと、こう思うに違いない。

「ジョーシキのない奴だ。オレみたいなジジイに、20才の娘の相手をさせやがって」

もう、仕事もらえないかもですね。

だから、「大企業の役員(年寄り)」はクラブの方が無難なのである。60歳の役員をクラブに連れて行っても、失礼だと思う人はいないから。たとえ、キャバクラが大好きだったとしても。つまり、接待する側の担保なのである。

ということで、夜のお店を俯瞰(ふかん)すると、

1.クラブ系(クラブ・ラウンジ・スナック)

2.キャバクラ系

に大別できる。クラブ、ラウンジ、スナックは規模と料金が違うだけで、業態はかわらない。しかも、たいていは「クラブ」を名乗っているからまぎらわしい。以前行った六本木のクラブも、ママ一人で切り盛りしていた。

そこで・・・

クラブとキャバクラを比較してみよう。聞いた話、読んだ話ではゼンゼン面白くないので、実体験を中心に!

ただし、これからお話するのは、すべて接待などの社用で、プライベートで行ったのではありません!(なぜ、そんなにムキになるのだ?)

■金沢最大の繁華街「片町」

金沢で、夜の繁華街といえば「片町」・・・とのっけから実体験ですね。

じつは、金沢の片町は、東京の銀座、大阪の新地に相当する大繁華街なのである。

2015年3月、そんな金沢に一大イベントがおこった。北陸新幹線が開通したのである。結果、旅行客が激増し、金沢は大賑わいだ。とくに、金沢駅周辺は、お土産店と食事処がたくさん増えて、人で一杯。

ところが、不思議なことに・・・

金沢駅周辺では、クラブ、キャバクラがほとんど増えていない。そんなわけで、接待は今でも片町なのである。

片町は、クラブ、キャバクラだけでなく、食事処も多い。しかも、魚も肉も美味い!(ただし、食材を近江町市場から仕入れている店)。さらに、おでん、スペイン料理も最高!(ホントですよ)

だから、片町に行けば、一次会、二次会、お客さんが体育会系なら、三次会、四次会もOK。朝方までやっているバーもあるので、お店には事欠かないのだ。

で、肝心の二次会だが・・・

片町で一番綺麗どころがそろっているのは、高級クラブではなく、高級キャバクラ。接待でよく使うのが、「セラ**」、「春***」だが、両店とも室内が広くて、綺麗で、豪華で、女の子も若く、美人ぞろい。これほどのクオリティは、東京・大阪・名古屋でも見たことがない(すべてを見たわけではないが)。

事実、東京から来るお客さんは、必ず、

「金沢は本当に美人が多いですね~」

と、目がキラリ~ン。

それもそのはず、片町は石川県、富山県、福井県から美女が集まってくる。というのも、北陸三県で本格的な夜の繁華街があるのは、片町だけ。つまり、三県分の美女が、一つの街に集中しているわけだ。片町の夜の店に美女が多いのはあたりまえ。

そして、東京からのお客さんは、必ず、こう締めくくる。

「恐縮です、こんな高いお店・・・」

じつは、ゼンゼン高くないのだ。東京・秋葉原の(平均的な)キャバクラより20~30%安い。

一方、クラブは・・・

金沢で有名な老舗が「利*」、料金は高いが美女ぞろいの「マテ***」。この二つは、片町では高級クラブに入る。とくに、「マテ***」のホステスは、銀座の高級クラブの最上位に匹敵する(教養は別)。しかも、料金は断然安い(1/3)。さらに、「一見さんお断り」ではないので、誰でも入れる(ただし、おカネは忘れずに)。

■クラブの料金

本題にもどろう、キャバクラとクラブの違いについて。

まず、気になるおカネ(料金)から。

最近、よく行くクラブ「利*」を例に話をすすめる(社用です!)。というのも、この店は、金沢に5店舗、東京の銀座に3店舗もっているので、「クラブVsキャバクラ」にくわえ、「銀座Vs片町」の比較もできるから。

まず、料金の前提となる「ハウスボトル」と「ボトルキープ」について。お店で飲むお酒のことである。

「ハウスボトル」を選ぶと、お店指定のウィスキー、ブランデー、焼酎を飲むことになる。キャバクラは焼酎のみのお店も多い。飲み放題なので、コスパはいいが、安くてマズイ酒しかおいてない。しかも、ビール、シャンパン、ワインはもちろん、ジュースも別料金。

ジュースより安い酒って何?

と、ご不満の方は、「ボトルキープ」がおすすめ。

「ボトルキープ」は、好きな酒を選んで(前払い)、自分専用のボトル(Myドリンク)として店に預けておく。次回からは、それを飲むので、酒代がかからない(氷や水は別料金)。ただし、ボトルのお酒がなくなったら、新たにボトルがキープされる。しかも、

「お酒切れましたけど、ボトルキープしますか?」

と聞いてこない。ボトルキープが自動継続されるのだ。

とはいえ、何回もその店にいくなら、ボトルキープの方が安くつく。時間制限がなくなる、あるいは、時間制限があっても単価が安くなるなど、特典があるから。ただし、ボトルは5年ほどで無効になる。もちろん、お店が潰れた場合も。

さて、ハウスボトルとボトルキープをおさえたところで、料金に移ろう。

まず、クラブ「利*」の東京・銀座の3店舗だが、クオリティによって差別化されている。上から順に、「松」、「竹」、「梅」とすると・・・

【松】

・ハウスボトル:90分で3万円、90分を超えるとタイムチャージ3000円発生。

・ボトルキープ:3万円+ボトル代金、タイムチャージなし(何時間居ても料金は同じ)。

【竹】

・ハウスボトル:90分で2万円、90分を超えるとタイムチャージ2000円発生。

・ボトルキープ:1万5000円+ボトル代金、90分を超えるとタイムチャージ2000円発生。

【梅】

・ハウスボトル:60分で1万円、60分を超えるとタイムチャージ1000円発生。

・ボトルキープ:60分で8000円+ボトル代金、60分を超えるとタイムチャージ1000円発生。

まとめると・・・

基本料金は、松、竹、梅の順に3万円、2万円、1万円。さらに、松でボトルキープした場合だけ、時間制限はなくなる。長く居座るなら、ボトルキープの方がお得?

そうでもない。

高級クラブでコスパ求めるなんて本末転倒だから。松でボトルキープして、1~2時間で帰りましょう。

ところで、松(3万円)、竹(2万円)、梅(1万円)で、何が違うのか?

お店の豪華さ?

それもあるが、一番違うのは、ホステスの器量(差別ではありません、ビジネスの話です)。

しかも、【松】になると、さすがに美人が多い。なので、3万円も1万円もかわらんわ、というリッチな御仁は、是非とも、【松】へ。ただし、初めて【松】に行くときは、ボトルキープがあるので、「10万円」は持って行った方がいい(高級クラブで「ハウスボトル」は聞かないので)。

つぎに、クラブ「利*」の「銀座店」と「片町店」を比較してみよう。同じ系列店なので、銀座と片町の価格差が一目瞭然だ。

先日、銀座の【竹】に相当する金沢のクラブ「利*」に行ってきた。1時間半いて、ボトルキープで、2人で3万円。ボトルは、HARPER(バーボン)の安い方なので、基本料金は1セット5000~6000円というところ。

一方、銀座の【竹】のセット料金は2万円なので、グレードが同じなら、銀座は金沢の3~4倍!(あくまで目安)

ちなみに、クラブは、「自動延長」なので注意が必要だ(時間制の場合)。つまり、1セットが終わっても、教えてくれない。酔っぱらって、何時間も居座ると、とんでもない金額になりますよ。一方、キャバクラは、1セットが終わると、延長するかどうか聞いてくる。ただし、キャバクラでも自動延長の店があるので、初めに確認すること(前後不覚になってからでは遅い!)。

ということで・・・

クラブは、キャバクラなみに明朗会計になりつつある。とはいえ、まだ「言い値」の店も多い。一方、キャバクラは、完全無欠の明朗会計で、詳細な料金表が壁に貼ってあるか、テーブルの上においてある。なので、料金は一目瞭然(計算は結構複雑)。

じゃあ、キャバクラの方が安上がり?

ノーノー、高い安いと明朗会計とは別の話です。

■キャバクラの料金

ということで、つぎはキャバクラの料金。

キャバクラは、1セット(40分~70分)単位で、料金が加算される。つまり、時間制。たとえば、「1セット=60分=5000円」なら、2時間ねばると、1万円なり。

ただし、店によっては、時間帯によってセット料金が違う(こっちの方が多い)。

たとえば、先日行った東京のキャバクラ「クラ**」は、

・19:00~10:59(3000円)

・21:00~21:59(4000円)

・22:00~Last(5000円)

スマホの「早割」?キャバクラは早い時間に行った方がいいですね!

でも・・・

繁忙期に、午後7時にキャバクラに直行していると・・・バカ者!一体何を考えているのだ!と上司に一喝されるかもですよ。

直行しているのが上司だって?

一体何を考えているのだ!

つぎに、時間と料金の関係について。

たとえば、1セット(60分)を超えたら?

延長料金が加算される。キャバクラ「クラ**」の場合、30分延長なら3000円、60分なら5000円。なので、女の子が気に入って長居するなら、30分延長を2回より、60分延長の方が安い。

ところが、60分延長しても、途中で、女の子が交代することがある。というのも、キャバクラは、20~30分で女の子が交代するのだ。

おいおい、この子が気に入ったから、60分延長したのに、一体どうしてくれるのだ!

と暴れる人がいないとも限らない。大丈夫、そんな人のために救済措置が用意されている。それが「場内指名」だ。

女の子が、

「呼ばれたけど、行っていいですか?」

と聞いたら、

「指名する」

と答えればいい。これで「場内指名」が成立し、あなたが帰るまで、その子がついてくれる。

ただし、「場内指名」しても、席を外すことがある。他のお客と指名がバッティングしているのだ(人気の高い女の子はよくある)。指名権は平等なので、これを防ぐ手立てはない。さらに、女の子を独占することになるので、タダというわけにはいかない。ちなみに、キャバクラ「クラ**」の場合、「場内指名」料は2000円(平均的)。

ただし、延長指名の場合、30分あたり1000円加算される。

えー、なんだかんだ、とられるなぁ~

なんて、無粋なことを言ってはいけません。そもそも、クラブやキャバクラは、芸者遊びの延長にあることをお忘れなく(少し安いけど)。

そして、その子が本当に気に入ったら、次に来店したときに、初めから指名すればいい。これを「本指名」という。料金は「場内指名」とかわらない(同一料金の店も多い)。

さらに、その子がますます気に入ったら、プライベートでデートに誘う・・・のはルール違反。あなたがよほどのイケメン出ない限り、たいてい嫌われる。

冷静に考えてみよう。

キャバ嬢が、好きでもない男の横に座って、話相手になってくれるのは、おカネのため。ところが、店外でデートしても一円にもならない。ゴハン代ぐらい出してもらってもね。お客がイケメンで、タイプならまだしも、プライベートのデートなんて、時間のムダ、勤労奉仕とは言わないが、ボランティア・・・そんなことする女の子、いませんよね。

そもそも、キャバ嬢は並以上の器量なので、たいてい、彼氏がいる。だから、店外デートはハタ迷惑なのだ。

キャバ嬢はこう思っている・・・

モテない男、冴えないおっさん、黄昏れたエロジジイと、何が悲しくてデートしなきゃいけないの?あんたみたいな男の相手するのは、おカネがもらえるから。こっちは仕事なんだよ、バカ者!

でも、そのキャバ嬢とどうしても、デートがしたい・・・

と願うあなた、絶対にストーカーしちゃダメですよ(実際いるから困るのだ)。

じつは、おカネで解決する方法がある。それが「同伴」だ。

「同伴」は、二人でデートした後、お店に入るシステム。デートは食事が一般的だが、遊園地でもカラオケでもいい。ただし、公序良俗に反するものはダメ。相手が訴えれば、あなたは確実に有罪です!人生を棒に振りますよ。

偽りのデートとはいえ、お気に入りの女性と二人っきりで過ごせる・・・これを虚しいととるか、至福ととるかは人による。どっちが得かは言うまでもないが、妄想癖のある人は後者だろう。ところで、デートの時間だが2時間以内におさえること。それ以上は嫌われるから。というのも、ゴハンを食べている時間は料金にカウントされないのだ。

あと、入店時間に制限がある。21時までに入店すること(店による)。ふつう、キャバ嬢は19時~20時までに入店するが、同伴の場合、21時までに入ればいい。それに遅れたら、21時から入店したものとして料金が加算される。もちろん、払うのは「あなた」。

ところで、「同伴」の料金は?

たとえば、先のキャバクラ「クラ**」の場合は「5000円」。これはかなり高い方だろう。東京・秋葉原なら、ほとんどのキャバクラは同伴料は0円。そして、同伴の場合、基本は1セット半(90分)なので、最低90分いないといけない(「クラ**」の場合)。もちろん、30分で帰ってもいいが、90分の料金が請求される。さらに、「同伴」は自動的に「本指名」になるので、本指名料も加算される。

はぁ~、同伴って、一体いくらかかるの?

食事代が1万円として、最低で3万円ぐらい。

女の子と食事するのに、3万円!

などと、無粋なことを言ってはいけない。

冷静に考えてみよう。

もし、あなたがイケメンで独身なら、「同伴」の必要はない。一般市場?からパートナーをいくらでもゲットできるから。つまり、「同伴」は、モテない男か、家庭があって浮気できない男のためのシステムなのだ。

浮気?

「同伴」なら、ギリで「浮気」にならないかも・・・そんな需要が「同伴」システムを支えているのだ。モテない男、冴えないおっさん、黄昏エロジジイが、若くて可愛い女の子とデートができるなら、「3万円」なんて安いもの!

と割り切らないとダメ。たとえ、ウソンコのデートであったとしても(実際そうなのだが)。

ただし、同伴も浮気とみなす女性もたくさんいるので注意!それが面倒なら、彼女、奥さんと仲良くしてくださいね。

さらに、キャバクラには隠れたコストがある。

女の子が、

「何か飲んでもいいですか~」

「おうっ、全然オッケーだ、飲め飲め!」

なんて、かっこつけていると、ドリンク1杯あたり1000円が加算される。10杯飲まれたら1万円!?そんな飲みっぷりのいいキャバ嬢は、これまでに一人しか見たことがないが、それもまた愉快!という気持ちがないと、この世界は楽しめません・・・

隠れコストはまだある。

TAXやサービス料の名のもとに、総額の10%~25%が加算されるのだ。さらに、カードを使うと割高になる。たとえば、TAX20%、ただし、現金なら10%引きという具合だ。

なんだかんだ、かかるなぁ~

はい、実際かかります。家一軒分、呑んだ人もいますから(その後、奥さんに離婚された)。

■クラブとキャバクラどっちがいい?

最後に、夜の店の相場について(実体験なので普遍的なものではありません)。

たとえば、秋葉原の標準的なキャバクラなら、1セット(50分)で、全部込みで「1万3000円」前後。キャッチのお兄さんが、1セット5000円ポッキリと誘ってくるが、ありえないと思ったほうがいい。

一方、金沢の(高級)キャバクラなら、1セット(50分)で全部込みで「9000円~1万円」。つまり、金沢・片町の方が3割ぐらい安い。

ただし、室内の広さと豪華さは金沢・片町の方が上(地価が安いので)。さらに、女の子の器量は、金沢・片町が東京を圧倒する。とくに、金沢・片町のキャバクラの双璧「セラ**」と「春***」ともなると、10人に9人が普遍的な美人。しかも、中には、とんでもない美形もいる。

先日、東京からのお客さんをこの店に連れて行ったときのことだ。

仲良しの部長二入がコソコソ話をしている。耳をそばたてると、

「こんな可愛い子は東京にもいない。なんとかしなきゃ・・・」

たしかに、彼女なら、フツーに、AKB48のセンターがとれる。ちなみに、年齢は18歳で、昼は展示会のコンパニオンをやっているという・・・ナットク。

というわけで、キャバクラなら、金沢がおすすめ・・・おっと、話はそこではない。

キャバクラとクラブどっちがいい?

料金的には大差はない。クラブもキャバクラなみに明朗会計になりつつあるから。

お店の豪華さも大差はない。

女の子は?

器量なら、キャバクラの方が上(そもそも若いので)。

あと、教養とマナーに重きを置くなら高級クラブがいいだろう。ふつうのクラブやキャバクラは期待できないから(教育されていないので本人の資質に依存する)。

ただし・・・

自分には立派な教養があり、中途半端な教養やマナーに興味はない。それより、若くて美人の方がいいというなら、高級キャバクラがおすすめ。

さらに、女の子と一対一でシッポリ話をするならキャバクラ、グループでワイワイガヤガヤならクラブ、という棲み分けもある。

ところで、話は変わるが・・・

最近、夜の店に異変が起こっている。

ホステスの美人度が落ちているのだ。

なぜか?

じつは・・・「貧困女子」の問題がからんでいるというのだ。

《つづく》

by R.B

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