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週刊スモールトーク (第242話) MacでWindowsを起動Ⅱ~西 Vs 茂木の大喧嘩~

カテゴリ : 科学

2014.02.02

MacでWindowsを起動Ⅱ~西 Vs 茂木の大喧嘩~

■ニコニコ生放送で大喧嘩

2011年10月6日、Appleのスティーブ・ジョブズが亡くなった翌日、ニコニコ生放送で追悼番組が放送された。そこで、ゲストのアスキー元社長の西和彦と脳科学者の茂木健一郎が大喧嘩をした。もちろん、生放送なのでそのまま垂れ流し ・・・

茂木:「オレ、MS-DOSもWindowsも大嫌いなのよ ・・・ Windowsはとにかく使っている時間に比例してイヤになっちゃうんですよ。耐えられないんですよ、あの、ユーザーインターフェイスの悪さが ・・・」

西:「気分悪いこと言うなぁ。そんなこと言い続けるんだったら、俺は今日帰るよ」

茂木:「僕の考えだから、いいじゃないですか」

西:「あなたがね、勝手にそういうふうに考えるのはいいけど、テレビで言うなよ」

茂木:「いや、そんなことはないですよ。個人的な考え方だからいいじゃないですか」

西:「ばかやろう、気分悪いなあ、なんだそりゃあー」

茂木:「だから、僕の考えを言っただけじゃないですか!」

西:「自分で作ったこともないクセに生意気なことを言うなよ、バカタレ!」

と、まぁ、取りつく島もない。西和彦はアスキーの副社長時代、マイクロソフトの副社長も兼任していたから、マジギレしたのだろう(MS-DOSもWindowsもマイクロソフトの製品)。

ネットでは、西和彦は大人げないというコメントもあったが、自分が手がけた製品をボロクソに叩かれて、
「そういう見方もありますねぇ」
なんて、大人ぶってると、
「そう思ったら出荷するなよ、バカタレ!」
とツッコミが入ること間違いなし。

一方、茂木健一郎も脳科学者というわりには、西和彦のリアクションが予測できなかったわけだ。それに、話し方が大人げないというか、子供っぽい。でも、それが彼の持ち味だし、マスメディアに出るならそれくらいの個性があったほうがいい。好き嫌いは別として。

とにかく、この手の番組は、大人の会話でおさめるより、本音をぶちまけたほうがいい。教育番組じゃないんだから、熱く盛り上がらないとね。

ところで ・・・

MacとWindows、ホントはどちがいいの?

ということで、いよいよ本題。

今回、レッツノートからMacBook Airに乗り換えたのだが、仕事でWindowsが欠かせない。そこで、仮想化ソフトでWindowsも動かすことにし、結果として、MacとWindowsを比較することができた。

■MacでWindowsを動かす

まず、MacでWindowsを動かすためには何が必要か?

基本、Macと仮想化ソフトとWindowsがあればいい。以下、MacはApple Storeで、仮想化ソフトとWindowsはamazonで購入した。

【MacBook Air 13インチ】

・CPU(1.7GHz Core i7)
標準は「1.3GHz Core i5」だが、「プラス¥14,700」に目をつむって、グレードアップにした。理由は、CPUを酷使する自作のアプリを使うため。ただし、普通のアプリならCPUの稼働率は低いので、「1.3GHz Core i5」で十分。

・メモリ(8GB)
4GB → 8GBにグレードアップ。MacOSXとWindowsがメモリに常駐するので、8GBは最低必要。メモリが少ないと、大きなアプリ、または、アプリをたくさん起動すると、処理速度がガタ落ちになるから。

・グラフィックス(HD Graphics 5000)
今どきのノートパソコンや一体型デスクトップのグラフィックチップは判で押したように「HD Graphics 4400」。ところが、MacBook Airはワンクラス上の「Graphics 5000」。じつは、「Graphics 5000」は「Graphics 4400」の1.5倍の3D描画能力をもつ。CPUとは違って、グラフィックチップの1.5倍は体感できるほどの差がでる。

・液晶
13インチ、1440×900ピクセル。画面サイズと解像度は平均的レベルだが、発色が違う。他社製品にくらべ、透明感があって鮮やかで美しい。

・OS(OSX 10.9.1 Mavericks)
世間の評価は「OSX >>> Windows 8」だが、本当は、Windows8がお粗末なだけ。Windows8はファイルの開き方など基本操作がわかりにくい上、終了方法さえわからない。信じ難いユーザーインターフェイスだ。茂木健一郎は生意気だが、この点では彼の言い分に賛成(西さんごめんね)。

・ストレージ(512GBのフラッシュストレージ)
256GB → 512GBにグレードアップ。外部記憶装置は容量が多いほど安心。それに、フラッシュストレージの場合、容量に余裕がないと寿命が縮む(同じ領域を使い回すから)。価格は「¥30,900」アップだが、容量を考えるとリーズナブル(かも)。

以上、Mac本体のお値段は「¥184,801」。

つぎは、周辺機器とソフトウェア。

【周辺機器】

・Apple USB SuperDrive(CD/DVD)
アプリのインストールに必要。
¥8,400

・Apple Thunderbolt(Ethernetアダプタ)
ネットワークに接続するために必要。
\3,080

【ソフトウェア】

・Windows 8.1Pro (DSP版) 64bit 日本語
悪名高い?Windows。とはいえ、これがないとWindowsアプリが走らない。
¥13,094

・Parallels Desktop 9 for Mac
MacでWindowsを動かす仮想化ソフト。ゲームも含めほとんどのWindowsアプリが動作する。しかも、速度は本家IBM PC互換機なみ。恐るべき技術力 ・・・ 一体どんな仕組みになっているのだろう。(元)プログラマーとしては興味をそそられる。
¥6,869

以上、全部こみで「¥201,544」!

ちょっと高くない?

そうでもない。

実務に耐えうるノートパソコンやウルトラブックなら、フツーに15万円はする。それに、高剛性アルミニウムボディ、美麗な液晶、12時間の長寿命バッテリー、高スペックのグラフィックチップ、大容量SSDを考慮すると、かなりリーズナブル。しかも、MacとWindowsの両方使えるのだから、コストパーフォーマンスは最高ですよ。

■セットアップ

MacBook Airは、買ってすぐ使える。OSはもちろん、必要なアプリが標準でついてくるから。

具体的には、
・Safari(インターネットブラウザー)
・メール(メールソフト)
・マップ(世界中の地図情報を表示。Googleマップみたいなもの)
・カレンダー(スケジュールを書き込める。日本の祝祭日あり)
・メモ(簡単なメモに便利)
・Pages(ワープロ)
・Numbers(表計算ソフト)
・Keynote(プレゼンソフト)

これだけ、そろっていれば、たいていのことはできる。だから、すぐに使えるわけだ。

ところが、今回は、Windowsも動かすので、仮想化ソフト(Parallels Desktop)とWindowsをインストールしなければならない。

なんか、面倒臭そう ・・・ ところが、これがビックリするほどカンタンなのだ。

まず、仮想化ソフト(Parallels)をインストールする。すると、猫でもわかる式にナビゲートされ、それに従っていると、あっというまにWindows8.1がインストールされる。

Windowsのインストールが完了したら、次はWindowsアプリのインストールだ。

まず、OSをMacからWindowsに切り替える。これがまた、ウソみたいにカンタン。パッド上に3本指をおいて、左右に移動させるだけ(3本指スワイプ)。この「ひとこすり」で、MacとWindowsが瞬時に切り替わるのだ。

まるで、アラジンの魔法のランプではないか。

高度なテクノロジーは魔法に見える ・・・ ってほんとですね。

つぎに、Windowsアプリをひたすらインストールする。要領はIBM PC互換機と同じ。結局、セットアップに半日もかからなかった。

その後、WindowsでWord、Excelを使いながら、Macのアプリを試しつつ、使えるものを導入し、MacBook Airは実務に欠かせないツールになっていた。

ところがある日、突然、災難が ・・・

■Windowsにムカつく!

何かの拍子に、Windows側のアプリがフリーズしたのだ。でも、まぁ、よくある話。IBM PC互換機なら、再起動すれば済む。ところが、「Mac&Windows」では、そうはいかない。再起動しても、レジューム機能で、Windows側はフリーズした状態を抜け出せないのだ。なにか方法があるのだろうが、Macは始めてだし、すでに実務に使っているので、手っ取り早く、Windowsを再インストールすることにした。

そして、この安易な対処が悪夢の始まりとなった。

まず、Windowsの再インストールは問題なし。

ところが ・・・

その翌日、新幹線の中で、小難しい顔をして、Excelに向かっていると、突然、「Windowsが認証されていません」というメッセージが出た。このクソ忙しいときに、何なんだ!?腹を立てながら、いじくりまわしていると、再びExcelの画面へ。やれやれ、仕事を続行 ・・・

ところが、その後も、「Windowsが認証されていません」が定期的にでるようになった。2度インストールしたので、2ライセンス使用しているという理屈だろう。マイクロソフトの考えそうなことだ。ちゃんと、金払って、1つのパソコンで使っているのに ・・・ ユーザーの利便性より、もう1ライセンス分徴収する方が大事なわけだ。

補足すると、認証時に、パソコンが同じかどうかマイクロソフト側で認識できる。であれば、2回以上インストールしてもパソコンが同じなら見逃せばいいではないか。そう考えると、よけいに腹が立ったが、仕方がない。マイクロソフトのサービスセンターに電話することにした。

すると ・・・

プッシュボタンで用件別に仕分けされたあげく、わけのわからないコードを何十桁も入力を強要され、やっと電話がつながったと思ったら、さらに長々たるコードを入力させられた。

これで、認証が完了しましたって?

一体、客をなんだと思っているんだ!

ますますムカついたので、今後、同じマシンで再インストールするたびに、この厄介で面倒臭くて、人を食ったような作業を強いられるのかと聞くと、
「はい、そうなります」

・・・・・・

貧乏な会社が、存続をかけて、不法コピーを防ぐのならいざしらず、当のマイクロソフトは神様より金持ちなのだ。にもかかわらず、ユーザーに不便を押しつけて、1ライセンス料に執着する守銭奴根性は、ヴェニスの商人の金貸しシャイロックも真っ青だ。

ということで ・・・

いつの日か、マイクロソフトの呪縛から逃れてやる、と固く心に誓うのだった。

《つづく》

by R.B

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